新型コロナウイルスにおける積極的疫学調査

令和4年1月19日
 最近、コロナウイルスに関する報道で「積極的疫学調査」という言葉をよく耳にします。
「積極的疫学調査」とはどのような調査なのでしょうか。
現状と併せて学んでいきましょう。

 積極的疫学調査とは、感染症などの様々な病気について、発生した集団感染の全体像や病気の特徴などを調べることで、今後の感染拡大防止対策に用いることを目的として行われる調査です。
日本国内では保健所や、国立感染症研究所などの公的な機関によって行われます。(厚生労働省HPより)
身近な例で言うと、今回の新型コロナウイルスでも感染症法に基づいて、保健所が感染者の方には行動記録の作成を依頼し、感染経路の特定、濃厚接触者の特定及び健康観察などが行われています。さらに大規模な調査には、変異株発生の早期探知の為に、地方衛生研究所や大学、医療機関によってゲノム解析を行うなどがあり、疫学調査の種類は多岐にわたります。

 しかし2022年に入り、デルタ株からオミクロン株へと流行が遷移し、感染速度は速く、規模は今まで以上に大きくなっています。沖縄県那覇市では業務ひっ迫のため、保健所による積極的疫学調査を一部取りやめているとのことです。この場合、感染者本人が濃厚接触者の判断、連絡を行い、感染拡大防止につなげる方法をとっています。
「新型コロナウイルス感染症」と診断された方への積極的疫学調査について|那覇市公式ホームページ

日本各地で感染者数が先週の○○倍と毎日のように増加しています。明日は我が身と思い、濃厚接触者に該当する条件、感染後の流れ、などシミュレーションして備えることが大切だと考えます。


新型コロナウイルス検査依頼フォーム


新型コロナウイルスPCR検査

※オミクロン株の特定はできかねます。

拭き取り検査はこちら → 【新型コロナウイルスPCR検査(ふき取り)】

youtube