【マイクロプラスチック検査】の調査報告(アサリ)
小売店で購入した「アサリ(千葉県)」について、各3検体のマイクロプラスチック検査をしました。
<魚介類のマイクロプラスチック検査方法>
以前ご報告の【マイクロプラスチック検査】の調査報告(魚介類)→「アジ」、「イワシ」と同様。
※検査部位:貝殻内部の内臓付着物、消化管、入水管、出水管
<結果>
全ての検体において、マイクロプラスチックは観察されなかった。
〈観察像:100倍〉
<考察>
今回の調査で市販アサリの内容物からはマイクロプラスチックは確認されませんでしたが、プラスチック類に類似した半透明色の貝殻の欠片が検出されました。国内の海岸でも漂着物が多い波辺などでは、ハマグリ、アサリなどからマイクロプラスチック検出の報告例があります。
海洋のマイクロプラスチックごみによる汚染問題の解決に向けて必要な対策の基本は、いわゆる3Rです。
• リデュース(Reduce)=出すごみの総量を減らすこと
• リユース(Reuse)=再利用すること
• リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと
3Rを徹底することが、海に流入するプラスチックごみを減らすことにつながります。
弊社の「マイクロプラスチック検査」(簡易顕微鏡検査)は、前処理と顕微鏡観察により飲料水や食塩、魚介類の消化管等にマイクロプラスチックが含まれているかどうか、マイクロプラスチックの大きさ、形状、数量を簡易的に判断できる検査です。
※ 検体により納期、価格が変動する場合がございます。あらかじめご相談ください。
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→「マイクロプラスチック検査」