産地判別について

近年、頻発する食品事件等で食品に対する信頼性が揺らぐ中、義務づけられている食品表示の産地を、仕入れ先・販売元が偽装していたという事件が一定のペースで起きています。 食品の産地偽装は消費者を不安にさせるだけでなく、偽装された食品を使ってしまったメーカーや販売店への信頼さえ失わせかねない重大な問題です。

 

偽装されているかどうかの確認方法として、産地判別試験があります。産地を判別する手法は様々ですが、弊社ではICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)を用いた多元素同時測定と多変量解析システムを組み合わせることで、高い精度で食品の産地を判別する手法を採用しております。具体的には、各食材が育つ環境には炭素、窒素やリン、カリウム等一般のミネラルのほかに様々な微量元素が含まれており、その差や分布を解析することで産地の推定につなげる検査を行っております。現在、様々な食品・産地に対応できるよう弊社独自のデータベース作りを進めています。本ホームページに記載されていないものであってもデータベースを作り、お客様をサポートすることにもつなげることができますので、是非お気軽にご相談ください。

 

また、すべての加工食品を対象とした原料原産地表示制度が、平成29年(2017年)9月からスタートしています。今は経過措置期間になっていますが、令和4年(2022年)3月末にその期間が終了してしまいます。表示を検討する際に、産地が疑われる食材の確認のために、さらに、お客様の安心のために確かな根拠・信頼性を提示するために等、是非一度弊社の検査をご検討ください。


『産地判別検査』については、こちらをご確認ください。
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