異物・異臭検査・差異分析について

 異物混入・異臭検査・差異分析では、混入異物の詳細な観察と科学分析によって、食品の製造・運搬・販売過程で起こる、様々な問題やクレームの原因を特定するお手伝いをいたします。「食品原料の搬入段階で、いつも輸入している商品と違い、白いカビのようなものの混入を確認したがこれは?」といった、食品の製造・出荷段階で起きた問題の原因特定や品質管理から、「買った食品に毛のようなものが混入していた」「食品から異臭がするのだが不良品ではないか?」など、流通・販売後のクレーム原因の究明まで、幅広い専門知識を持つ弊社スタッフがお客様の希望に沿った細かなご提案をしています。
顕微鏡による形態観察を基本として、FT-IRやEDXを用いた有機物や金属類の推定も自社対応で可能です。

 主な混入異物として原料由来の物質(焦げや一部が硬化したもの等)、プラスチック類【PE、PP、PA、PETなど】、繊維(天然、合成)、人毛、獣毛、昆虫類、植物片、金属片、真菌(カビ)、細菌、骨、油脂類、ガラスなどがありますが、匂いや味がおかしいなどについてもケースバイケースで必要な分析のご提案をしています。

 味がおかしい、見た目が異なるなどの官能的な違いを科学的に確認したい場合は、TOF/MSを利用した差異分析が有効です。TOF/MSを利用した分析では、食品・環境・高分子分析,薬物動態研究などにおいて未知化合物の構造推定,網羅的解析などができ、例えば色の濃さが異なる部分について分析を実施して、関連している物質の推定したり、化学物質(薬剤等)の混入について網羅的に分析を実施するなどができます(標準品と異常品との比較分析となります)。

異物・異臭検査・差異分析についての詳細は以下よりご確認ください。

(参考)異物・異臭検査・差異分析(㈱食環境衛生研究所)

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