麻痺性貝毒

検査項目麻痺性貝毒
英名Shellfish toxin (paralytic)
別名貝類における蓄積性毒物
分析方法

マウス試験

分析期間 14 営業日
検体必要量200g以上(むき身相当量)
料金55,000 円

説明

麻痺性貝毒とは

麻痺性貝毒とは、貝類に蓄積される毒性物質のうち、汚染された貝類を食すると手足等の麻痺を伴う食中毒症状を生じる物質です。

具体的な毒成分として、サキシトキシン (saxitoxin)、ゴニオトキシン (gonyautoxin, GTX) テトロドトキシン(tetrodotoxin, TTX)などが
確認されています。

一例として、北海道では毎年夏頃になると「養殖ホタテガイ」の毒化(毒素成分の蓄積)が確認されています。

残留基準値

(食品衛生法より)
食品名基準値
貝類(可食部)4 MU/g

※ MU(マウスユニット)・・貝およびフグ等様々な毒素の影響量に対する単位。
体重20グラムのマウスに毒性物質を腹腔投与した際、麻痺性貝毒では24時間でマウスを死亡させる毒の量が1MUと規定されている。
その他食品の詳しい基準値については、どうぞお気軽にご相談ください。

担当より一言

貝類を食べた後に、舌や口唇等がしびれるといった症状や、吐き気頭痛が起きた場合、麻痺性貝毒による食中毒の可能性も考えられます。
貝毒は調理による加熱等で分解されない性質もありますので、ご注意ください。

検体の送付方法等

・弊社検査の流れはこちらをご覧下さい→「検査の流れ
・検体は宅配便等で弊社までお送り下さい。送料はお客様負担となります。
・温度変化の影響を受けやすいものは、冷蔵指定でお願いいたします。
・検体必要量については、野菜、果物などの場合は200g以上(無作為に選んでください)、加工製品などの全体が均一な場合は100g以上となります。

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