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食環研コラム

「新型コロナウイルスと畜産農業関係者」

畜産業界とコロナウイルスについて

  今まで、一般の人達には「コロナウイルス」という名前は初耳であったり、耳馴染みのある病名ではありませんでした。
  しかし、手放しで喜べはしませんが、畜産関係者の皆様には「コロナウイルス」は馴染み深く、農場で被害を被った方も多い事と思われます。
  コロナウイルス病として豚では「TGE(豚伝染性胃腸炎)」や2013年以降猛威を振るった「PED(豚流行性下痢)」などが記憶に新しく、鶏では「IB(鶏伝染性気管支炎)」、牛では「牛コロナウイルス」が存在し、その他では犬、猫、馬、コウモリなどにも同様にコロナウイルス病が存在します。


コロナウイルスの分類について

  コロナウイルスはコロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類され、大きく4種類の属に分類されます。

  αコロナウイルス属      ・豚伝染性胃腸炎(TGE) 
  ・豚流行性下痢(PED)
  ・猫伝染性腹膜炎(FIP)
  ・犬コロナ(Ccov)
  βコロナウイルス属      ・SARS(SARS-CoV-1)
  ・MERS(MERS-CoV)
  ・ヒトコロナ(HKU1、OC43 、SARS‐CoV‐2   
  ・牛コロナ(Bcov)
  ・馬コロナ(Ecov)
  γコロナウイルス属       ・鶏伝染性気管支炎(IB)
 δコロナウイルス属      ・豚デルタコロナ
  ・コウモリコロナ


新型コロナウイルスについて

  「新型コロナウイルス」は国際ウイルス分類委員会にて、ウイルス名「SARS‐CoV‐2」、病名「COVID-19」と名付けられました。
  人間に感染するコロナウイルスは現在猛威を振るっているSARS‐CoV‐2に加え、SARS(SARS-CoV-1)、MERS(MERS-CoV)と、普通感冒(所謂、風邪)の原因であるOC43やHKU1が存在します。
  今回の「新型コロナウイルス」は、SARSとの姉妹株として位置づけられての正式名称なのでしょう。
  それを示すように、SARS(SARS-CoV-1)とSARS‐CoV‐2の相同性は80%程度というデータがあり、
MERS-CoVとの相同性50%程度という数値より高い相同性を示しているようです。

  毎年のように流行している普通感冒のOC43やHKU1との交差性はどうなのでしょうか?
  話を養豚に戻しますが、ヨーロッパでは「豚呼吸器コロナウイルス(PRCV)」の発生が多く、そのため「PRCV」と遺伝子配列が酷似している「TGE」の発生が少ない、つまり交差免疫があるという考えがあるようです。
  また、養鶏では「IB」の多数存在する株に対して交差性が認められており、ワクチン株で複数の株を交差して免疫を獲得することが認められております。


新型コロナウイルスと免疫

  最近では畜産や農業分野のあるある話として「畜産や農業関係者の新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)罹患率(陽性確定者)がいないよね...」という話題が多く交わされております。
  嘘のような本当の話で、少なくとも弊社のクライアント農場では未だ0人という事実です。
  以前、「動物園など複数種の動物からでる塵埃(フケ、糞便など)を体内に取り入れる事でアレルギーが抑えられ、喘息の予防にもなる」つまりは「免疫力UP」という興味深い文献を目にした記憶があります。
農業従事者の方も日頃から堆肥や土壌に触れる事が多く、そういった意味では同様なことが言えるのかもしれません。
  筆者もまた国民病(花粉症)に悩まされている一人でしたが、農場コンサルという仕事に従事してから年々症状が緩和し、長年インフルエンザにも罹患していないのは、農場に出入りしている恩恵なのかもと、独りごちております。

  上記で記したようにSARS‐CoV‐2が他のコロナウイルス株とどの程度の交差免疫が期待できるのか?抗体の持続期間はどの程度なのか?
  現段階では1~2年程度の持続期間とされている普通感冒(CO43、HKU1)等と比べると長いという論文が出ている一方で、中国の情報では回復後罹患者の抗体検査にて、ある一定数の割合で抗体を獲得していないという結果も出ており、この点を含めまだまだ研究段階であることは間違いないようです。


  畜産や農業でお給料を頂いて久しい人間なので、多少なりとも畜産や農業関係者の方が、SARS‐CoV‐2に対して交差免疫を保持している事を切に願いながら、一刻も早い終息を併せて願っております。

農畜産営業部 山田

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