私たちがこれまでに蓄積してきた実績の一部をご紹介します。
離乳後の事故率が30%を上回り、肥育期における下痢、斃死が持続していました。以前から使用している抗生物質も効果がなく、母豚における?殖成績も低下していました。
事故発生豚の病性鑑定を実施し、病原菌を特定し薬剤感受性検査により最適薬剤を選択し提案、斃死が治まりました。その後定期衛生管理を実施し、農場に蔓延する日和見感染症を指摘、対応ワクチネーションを提案しました。
半年で事故率が10%以下に低下、以降も定期的な衛生管理と生産に関する相談に対応しました。
2年後に事故率が5%程度まで減少、現在はPRRS等の対応を継続し安定的な生産を続けられております。
離乳後の事故率が8%を上回り、子豚舎の突然死、肥育期における肺炎などによる斃死が持続していました。
以前からワクチンや抗生物質も多用しているが効果がいまいち見られませんでした。
農場の聞き取り調査、現場臨床確認、抗体検査、病性鑑定検査などを実施し、農場に必要な管理項目を整理、その後1~2年計画でワクチンプログラム、薬剤プログラム、管理プログラムを改正しました。
半年で事故率が6%程に低下、1年半辺りから5%を下り、今現在は3~4%に減少しました。
安定的な生産状況が続き、SPF農場としても登録、優良生産農場の代表的な一例となっています。
育雛、育成、採卵までの一貫農場様で、育雛期の斃死率が高く、成鶏での産卵率も安定しませんでした。
育成期での事故調査の結果、コクシジウム及びクロストリジウム症と判明、以後の対応策を提案。定期的な訪問抗体検査や保菌検査を実施、ロットごとの衛生管理を行いました。
育成期の死亡率の低下により成鶏での産卵率の安定した成績が得られるようになりました。
衛生対策の定期訪問を継続し、重大な事故は減少、さらに鶏卵付加価値を求めるべく栄養成分検査等を実施しています。