クロルピクリン

検査項目クロルピクリン
英名chloropicrin
別名クロロピクリン、ドジョウピクリン、クロピク
分析方法

GC/MS法

分析期間 5-8 営業日
料金要相談

説明

◎ クロルピクリンとは?

クロルピクリンは日本、海外で農薬としての登録もある有機化合物です。
揮発性(気体になりやすい)性質があり、毒性も高いといわれています。
日本では土壌燻蒸剤(土壌の殺菌・殺虫剤)として、野菜、果物、花などの栽培土壌に幅広く使用されています。

近年、土壌燻蒸剤として使用されたクロルピクリンによる健康被害が報告されています。
通常はビニールハウス内等でも散布後に気体が外部に漏れないようにカバーで覆う等の使用法をしますが、クロルピクリンの気体が漏れ出て一定以上の濃度で人にふれると、目の刺激やくしゃみ、息苦しさなどを感じることがあります。

クロルピクリンのADI(一日摂取許容量)は 0.001 mg/kg 体重/日です。
ARfD(急性参照用量)は0.5 mg/kg 体重です。

クロルピクリンは気体になりやすい為、基本的には空気中に拡散して薄められ、減少していく傾向がありますが、土質や気温、周囲の状況等(風や空気循環の有無)により減少日数が前後します。
クロルピクリンが土壌に残っているかどうかについては、土壌の検査を行うことで確認可能です。
また、飼料や地下水等に付着・残留するクロルピクリンについても検査可能です。
クロルピクリン検査についてご質問などございましたら、
食環研までお気軽にお問い合わせください。


◎ 検査ご依頼時の注意点
・ 気化しやすい(保存・輸送中も減りやすい)物質です。分析結果は検査サンプル到着時の数値となります。
・ サンプルは「密閉容器」でお送りください。(ジップロックを二重にするなどでも可)
・ 「冷蔵便」でお送りください。(保存時は高温や直射日光をお避け下さい)


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◎ 検体の送付方法等

・弊社検査の流れはこちらをご覧下さい→「検査の流れ
・検体は宅配便等で弊社までお送り下さい。送料はお客様負担となります。
・温度変化の影響を受けやすいものは、冷蔵指定でお願いいたします。
・検体必要量については、野菜、果物などの場合は
 200g以上(無作為に選んでください)、加工製品などの
 全体が均一な場合は100g以上となります。


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