2022年03月28日
令和4年2月1日に農林水産省が公表した「広域小売店におけるあさりの
産地表示の実態に関する調査結果概要」において、漁獲量を大幅に上回る量の
熊本県産アサリが販売されていることが推測され、科学的分析の結果、
農林水産省が買い上げた熊本県産のアサリのほとんどが「外国産アサリが
混入されている可能性が高い」と判定されました。このことを受けて、
消費者庁及び農林水産省はアサリの産地表示に関して以下のようなことを
決定しました。
①原産地表示の適用の厳格化
不適正な表示を防ぐ観点から、食品表示基準Q&Aを改正し、
いわゆる「長いところルール」の適用が厳格化
(1)畜養という言葉の定義がされた上での畜養が「長いところルール」
の算定に含まれないことが明確化
(2)輸入したアサリの原産地は、蓄養の有無にかかわらず輸出国に
(ただし、稚貝のアサリを区画漁業権に基づき1年半以上(※)育成(養殖)し、
育成等に関する根拠書類を保存している場合を除く)
(3)国内の他地域から稚貝のアサリを導入する場合、輸入したアサリを
放流したことと区別するため、稚貝のアサリの根拠書類を保存するといったことが明確化されました。
②アサリの産地表示に係る状況の公表
③熊本県産アサリのブランド化支援
関係者の方々はご注意ください。
詳細はこちら
→【農林水産省HP】
→【消費者庁HP】
弊社では産地表示のための検査ができます(※アサリについてはできません)
→【産地判別検査】