町のふるさと納税返礼品を代表するウニの産地偽装問題が島に波紋を広げている。観光客を呼び込む地元の特産品だけに、「利尻ブランド全体に影響が広がらなければ良いが」と、風評被害を懸念する声も出ている。
返礼品のウニの産地を偽装したのは、町の返礼品業務を請け負う水産加工業の会社。利尻町に工場を構え、2019年11月に町ふさと納税返礼品の事業者に登録された。
昨年12月~今年4月、寄付した人から「パサパサしていて、ウニの味がしない」「ウニが届かない」などのクレームが約20件寄せられた。町の調査に対し、5月に産地偽装をいったん否認したが、最終的に認めた。
水産加工業の会社は、1月出荷分の約3千件のうち約400件について、利尻産のエゾバフンウニにロシア産など町外産を混ぜ、産地を偽装したとされる。
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