冬の谷川岳登山の続き。その3
肩の小屋の扉の前で小休止していざ出発。
12:30 下から天気は回復してきている様ですが、山頂付近は風もあり視界は5M くらい。
ここからはアンザイレンした(ロープで結びあった)2人と並んで山頂(トマの耳:1963m)を目指します(私は結ばれていません)。2人の装備はしっかりしているのでどこかの山岳会でしょうか。
12:40 トマの耳(1963m)登頂成功。山頂の標識の向こうは1、2歩で何もない空中。
2人と握手を交わします。冬山の達成感。今回もいい握手ができました。
ほぼホワイトアウトなのでオキの耳(1977m)は断念しました。アイゼン、ピッケルも装備していない私は最初からだめです。論外です。
13:10 一気に尾根を下ってから見上げると、肩の小屋直下の急斜面の手前にポツポツみえるのは峠リフトで上がってきたバックカントリーの若者20人くらい。天候の回復を待って西黒沢を滑降する様です。気合いが入っています。
13:15 天狗の腰掛岩(トマリ場?)まで下りて休憩。ここまでくると青空が広がり、白い天神峠の向こうに赤城山が見えました。
山頂で握手をした人はどこの国籍(西洋系?)だろうか?などとのんびり考えられるゆとりがようやくでてきました。次は、余分なラッセルを省いて峠リフトの運転を待ってから登ろうと思います。
つづく
(しかし、疲れた心にラッセルはよく効きます。イワザキ)