常在菌とうまく付き合う

突然ですが、どーん!!


シュードモナス属細菌まみれの手

≪http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2014020705&source=mainichijpより引用≫

ブログネタを探していて、偶然見つけた写真です。

緑や赤く光っているのは、細菌(シュードモナス属(例:緑膿菌等))です。

日常生活において細菌は簡単に目視できませんが、こう見ると自分の手って自分で思っているよりも汚いなと、ちょっとビックリしました。
普段何気なく触っているPCや携帯電話だって、うじゃうじゃすごいだろうな~と改めてイメージしてみると、思わず眉間にシワが寄りました。

さて、ここ最近は除菌ブームで、どこでも簡単に除菌出来るようになりました。

しかし、なんでもかんでも除菌すればいいってわけではないようです。
除菌というと悪さを引き起こす菌がターゲットですが、同時にいい菌も除菌してしまっているのにお気づきでしょうか?

除菌のやり過ぎはどうなるのか調べてみました。

≪以下ライオンHPより引用≫

『私たちのカラダには、ウイルスや細菌の侵入からカラダを守ってくれる(バリアしてくれる)機能が備わっています。その機能が、「バイ菌バリア」。
けれど、「バイ菌バリア」はとってもデリケート。過剰な手洗い・うがいは「バイ菌バリア」の機能低下の原因を作ってしまうこともあるのです。
手指の表面には常に菌が生息しています。この常在菌によって作られた「皮脂膜」が、手荒れや 悪玉菌が増殖することを抑制するバリア機能の役割をしています。
しかし、過剰な殺菌をしてしまうと常在菌の機能が低下し、 手荒れや感染の原因になってしまうこともあるのです。だから、手洗い・うがいをするときは、バイ菌バリアをジャマしないようにすることが大事なんです。』

バイ菌バリア、目には見えませんが、毎日ものすごく活躍してくれてそうです。

ニキビもお肌のバイ菌バリア(常在菌のバランス)が崩れることがきっかけに起きるようです。
有名なアクネ菌だって、普段は他の悪い菌が繁殖するのを防いだり、外敵からお肌を守ってくれるいいヤツなのです。一概に悪いヤツではくくれないのです。

わたしは以前、風邪をひいた時に早く熱を下げたくて、抗生物質を点滴してもらったのですが、熱は下がったものの引き続き下痢で苦しみました。これは抗生物質によって悪さをしている細菌だけではなくて、腸管内の良い菌の活動も抑制してしまったために、腸管細菌の生態系が乱れてしまい下痢になってしまったようです。

日常生活において免疫力維持や悪玉菌が悪さしないように、過剰な除菌はなるべく避け、常在菌とうまく共生していきたいですね。

でも、風邪やインフルエンザの予防には手洗いうがいが大切です!
食中毒の予防だって大切です!!

必要最低限の除菌は心がけましょう!!!

MU

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