食品分析課のKです。
いつも食べているものから栄養を考えてみようという事で「仕出し弁当から学ぶ栄養」と題して考えてみたいと思います。
昼食はいつもヘルシー弁当という、通常よりも少しヘルシーと言われている仕出し弁当を注文して食べています。
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」等のデータをベースとしますが、なるべく実数値は控えめにしてゆるく考えてみたいと思います。
本日のメインは生姜入り豆腐ステーキ。
主原料の豆腐は一般的には高タンパク低カロリーと言われております。
調べてみると、タンパク質では脂身つきの豚ロースの約40%、皮付き鶏もも肉の約半分でした。これだけ見ると何だか物足りない様な感じもしますが、一般的に豆腐の方が量を食べることが多いため植物由来で取れるタンパク源と考えると非常にコスパの良い食べ物になると考えられます。
なお、成人男性のたんぱく質の摂取推奨量(1日)を豆腐だけで賄おうとすると約3丁で毎食1丁は食べる必要がありそうです。
このお弁当もタンパク源としては鶏肉とお豆腐が上手く配置されており、当たり前ではありますが色々な食事からバランスよく食べるというのが良いですね。
脂質としては豚ロースの20%、皮付きの鶏ももの30%となっており、脂質ではヘルシーという事が言えるかもしれません。
ただし、多く食べると考えると意外と脂質も含まれていることから合わせて食べるものは脂質が少ないものにしたほうが良いかもしれません。
他にはカルシウムが93 mg/100gと肉類にはない栄養素も取れる所がメリットといえそうです。
とても美味しく頂きました。ごちそうさまでした。