みなさんは人の髪の毛や、動物の毛を顕微鏡で見たことがありますか?
人毛、犬の毛(チワワ、ビーグル、柴犬)を透過観察したものが下の写真です。
透過観察は、光を上からあてて観察をする表面観察と異なり、光を下からあてて観察をする方法です。
↑人毛
犬の毛の真ん中にみえる黒い太い線のようなものは、髄質と呼ばれるものです。
髄質は、動物の毛によって差が大きいため、何の動物毛かを判断する際に大きな指標となっています。
何の動物の毛なのかを見分ける際には、毛の太さ、上の写真のような透過観察による髄質の観察、表面観察によるキューティクル(小皮紋理)の観察などをおこない、複合的に判断をします。
動物の種類によって髄質や、キューティクル(小皮紋理)の形状が異なるのがおもしろいですね👀