“生きる”について

おはようございます。所長です。
今日は少し重いテーマで恐縮ですが、生きるについて考えたいと思います。
このごろ特に“生”について考えさせられることが多く起こりました。
私を大事にしてくれたお客さんの事故死、結婚を控えていたお客さんの死、家族と仲良くさせて戴いているお客さんの奥さまの重度のうつ病・・・。
私自身も母、父を早くに亡くしています。『人間生まれてくれば必ず死が来るのよ』と小学校の低学年で死を意識して眠れなかったときに母が枕元で言ってくれた言葉が今私の脳裏に連呼しています。

重度のうつ病の奥様をちゃんと向き合って献身的に看護して頑張っている旦那さんと娘さんがいます。その人は私が伺ってもいつも笑顔で仕事も頑張っています。その人は私にこう言いました。『今妻が一番つらい時期だと思う。いまさらかもしれないが、妻と結婚したありがたさや大切さが解り、子供のように感情をむき出しにしてしまう妻への感謝と愛情で頑張れます。今が“一番生きている”という事なのかもしれない』と。

先日突然の事故で亡くなった大切な人へ最後の挨拶へ行きました。通夜で息子さんと奥様に挨拶して御焼香をさせて戴きました。遺影の中にはとっても温かく、私に熱く仕事の情熱を語ってくれた社長の笑顔が写っていました。私は息子さんにこれからは亡くなった人の分も笑顔で生き、親父さんが残してくれた仕事の情熱や意思を紡いでいきましょう。亡くなった人は残った人が安心して笑顔でいられることを一番望んでいると思います。と伝えました。

生きる意味は壮大なテーマでだれも答えを持ってはいないと思いますが、私は1つだけ大切なことがあると思っています。<人は必ず1人では生きてはいけません。>必ず孤独に感じても自分を助けてくれている人が存在しています。それは、ごく当り前の出来事で普段は気がつかないレベルで生活の中に溶け込んでいると思います。(家族、友人、会社仲間、お客さん、恩師など)
結構落ち込む時や孤独に悩む時もあるけれど、ごく当たり前のように感じている、挨拶や気配り、コーヒーをいれてくれたり、食事を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり、仕事を一緒にやってくれたりなどへの感謝を忘れずに行きたいと思っています。

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