宮城県に定義さんというお寺があります。
今から約八百年前、平重盛公(内大臣・小松殿)が
平和祈願の為に中国の欣山寺に黄金を寄進。
その際に送献されたのが、阿弥陀如来の宝軸でした。
平家が壇ノ浦の戦いに敗れた後は、平重盛公の重臣・肥後守平貞能公が
この宝軸を守り、源氏の追討を逃れるため名も定義と改め、
この地に隠れ住みました。
それが定義如来という呼び名の由来でもあります。
貞能公は建久9年(1198年)7月7日御年60才で亡くなられましたが、
墓上には小堂を建て如来を安置し、後世に伝えていくことを従臣たちに遺言。
それを守り、宝永三年(1706年)には早坂源兵衛が出家し、
極楽山西方寺の開造となりました。
古くから縁結び・子授け・安産にご利益があることで知られていて、
「定義さん」とも呼ばれ、
一生に一度の願いであれば必ず叶うといわれているそうです。
ちょうど紅葉のキレイなときだったので、雨だというのににぎわっていました[#IMAGE|S56#]
今回は祈願が目的ではなく、美味しい物が目的でした。
定義さん名物「巨大三角あぶらあげ」です。
定義とうふ店で焼いて売っていますが、
買って帰って自宅でも焼きたてを食べられます。
東北旅行を考えている方は是非行って願いを叶えてみてください[#IMAGE|S40#]
東北より