2012厳冬期の谷川岳登山 (つづき)その2

積雪期の谷川岳登山のつづき

3M以上の積雪で屋根も見えない熊穴沢避難小屋をあとに山頂を目指しました。
天神尾根に出てからは膝下程度の軽いラッセル。30cmほどの新雪の下雪もよく締まっているようです。
11:20 天狗の腰掛岩到着。風景といえば西黒尾根のザンゲ岩の黒い影程度。

少し手前から足元はカリカリの凍結面。スノーシューの金属ブレードを効かせながらの慎重な登りになりました。昔は竹製の谷川かんじきで至仏山のアイスバーンでもなんでも登っていたので不安は感じませんでしたが、やはり谷川岳はアイゼンが一番いいようです。
天狗の腰掛岩から10分ほどで先行の2人に追いつきました。
話を聞くと変な音とともに目の前の雪面に30cmほどの孔が開いたとのこと。

私も立ち止まったところから一歩踏み出したところ「パシッ」と音がして足元から雪の裂け目が出現。そっと足をもどして事無きを得ましたが、雪面に隠れたクラックがいくつかあるようです。
ここから私が先頭。真っ白のバカ尾根(背の広い尾根を迷いやすいことからこう呼びます)を地図と記憶を頼りに登ります。

12:20 最後の急斜面の腰上ラッセルも2人へのお礼とばかりに一気に乗り切って肩の小屋に到着。
肩の小屋の扉の前で小休止してから山頂に向かうことにしました。
つづく
(イワザキ)

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