東北もだいぶ暖かくなってきて、
息子くんの保育園の梅の花が満開です。
事務所の桜はまだまだのようです。
先日お庭にかまきりの卵を2つ発見しました。
秋頃に産卵され、4~5月に孵化するのが一般的らしいのですが、
ひとつの卵から100~300匹の前幼虫という
芋虫みたいな形の幼虫が出てくるそうです。
孵化の瞬間は見られないと思いますが、
私も息子くんも楽しみにしています。
今年度もよろしくお願いします。
なかま
食環境衛生研究所 の従業員が書き込むブログです
今年2月、立川市の学校給食共同調理場で調理された給食を食した7小学校の児童、教師合わせて1098人が犠牲となったノロウイルス食中毒事故は、改めてノロウイルスの怖さを知る食中毒事故となりました。原因となった親子丼に使用された「刻み海苔」と食した患者と「刻み海苔」の製造工場の裁断機やトイレから同一遺伝子のノロウイルスが検出されたことから、「刻み海苔」が原因食品であると断定されました。
東京都の担当者によると、「ウイルスが海苔を乾燥させる段階で付着したのか、製造過程で汚染したのかは現段階では不明であるが、今後は製造元の衛生面やスタッフの健康管理などについてもチェック体制が必要になる」と話していました。今や食中毒発生要因の第一位であるノロウイルス。そのノロウイルスが冬季の寒い環境であれば、2ヶ月近く生存できる(インフルエンザは、せいぜい2,3日)というのは、食品会社にとって大変脅威となります。最近は、検査において真夏でのノロウイルス陽性者も珍しくはありませんが、なぜ、夏よりも冬の方が感染力があるのかが解った様な気がします。
また、食品からのノロウイルス検査も盛んになり、昨年は牡蠣が検査で陽性となった為、出荷停止となりました。PCRでの検査(遺伝子判別の検査)結果を受けてでの判断となりましたが、判定したノロウイルスに感染力が有るか無いか(不活化しているかどうか)は、PCR検査では解りませんので、速く培養できる細胞がみつかることが水産業者と牡蠣好きの救いとなると思います。
N
先週も、同様の報告をしましたが、追加報告です。
第8週から第10週にかけて感染性胃腸炎(ノロウイルス)の一医療機関当たりの患者数(全国平均)が増加していることをまとめましたが、第11週では5.8人と、前の週(5.59人)と比べて増加し、増加傾向が継続しています。
ノロウイルスは乾燥していて、気温が低いほど長生きして、感染者を増やしていきます。感染の発生自体は通年で起こっておりますので、引き続き警戒をしていきましょう。
食品・環境衛生営業部 K.K
国立感染症研究所がまとめた、ノロウイルスの感染状況(全国平均における一医療機関あたりの患者数)を見ますと、第8週では5.3人、第9週では5.4人、第10週では5.59人と、だんだん増えていることが分かります。誤差の範囲内かもしれませんが、例年、春先にかけて再び感染者が増えることがありますので、引き続き注意していきましょう。
以上、報告でした。
食品・環境衛生営業部 K.K
昨日、今日と東京へ行ってきたK.Kです。
何が一番つらかったかというと、やはり、花粉です。
ただ、群馬で感じる花粉と東京で感じる花粉とで、体の反応が異なる気がします。
具体的には、群馬では、主に目にくるため目が開けてられないのですが、東京では喉にきて、群馬以上に咳が止まりません。ただの気のせいなのか、以前話したように、PM2.5等の汚染物質が多いと花粉が壊されて非常に細かくなり、肺の気管の奥深くまで入ってしまうことが原因なのか、詳細は分かりません。
同じ花粉症の方は、ぜひ参考にしてください(だだし、感覚的なもので、明確な根拠はありません)。
食品・環境衛生営業部 K.K
ここ最近のウイルス関連の感染者数を見てみると、以外にも例年に比べて少ないことが分かりました。
国立感染症研究所の定点観測の結果を見ると、インフルエンザについては、今年第5週目までは過去10年で2番目の感染者の多さだったが、それ以降の第6週から第8週(最新)まで見ると、例年に比べるとそこまで多くはなくなっています。また、ノロウイルスに関しても(上に図を示す)、ここ最近は過去のデータと比べても低い水準を保っており、意外にも少ないことが分かると思います。しかし、立川の学校給食では多くの感染者を出したり、各地で集団感染の報告があり、油断できない状況です。例年のデータを見ると、12月前後が一番大きなピークではありますが、その後に小さなピークが何度かあることが、図を見るとわかると思います。これからの時期は、細菌による食中毒が増える時期ですが、手洗い等の共通する対策をしっかりと守り、明日は我が身にならないよう、注意をしていきましょう。
食品・環境衛生営業部 K.K
東京で起きた1000人以上の食中毒を出した事件が、
まさかの海苔が原因だという、ショッキングな事実が判明しました。
海苔等の乾物では、細菌はほとんど繁殖せず、カビが問題となることはありますが、そういった微生物的な被害は少ないものだと考えられます。
しかし、今回の事件で問題となったノロウイルスは、乾燥に非常に強く、気温にもよりますが、1ヶ月以上にわたって生き残ることができます。ノロウイルスのようなウイルスは、正確に言うと生きているわけではないので、水や栄養成分は必要ありません。むしろ、ウイルスを分解するような細菌が少ない乾物は、今から考えてみると、非常に快適な環境だと思います。
そのため、乾物を取り扱っているような会社は加熱工程が入る食品の会社よりも、なお一層ノロウイルス対策は肝心となります。
対策が十分でない会社は、今回を機に、体調管理や手洗いの徹底、社員教育等、徹底的に見直していきましょう。
食品・環境衛生営業部 K・K