食品中の脂肪酸のはなし【序】

前回に引き続きカビ毒について書こうかと思いましたが、
今年度から食品表示法が新しくなったことを受けて
今回はタイムリィな「脂肪酸」について簡単にかいてみようと
思います。

食品表示法の新しい変更点の一つに
“推奨表示(将来的に義務化を目指す項目)として
飽和脂肪酸、食物繊維の2項目を追加、
表示する場合は様式に沿った記載が必要”と
なっています。

記載方法の例の一つに、飽和脂肪酸及び任意表示のn-3系脂肪酸、
n-6系脂肪酸が脂質に含まれていることがわかるように行を変えて記載し、
コレステロールは脂質の下に記載する、となっています。

最近のブームでココナッツオイルや食品中のオメガ3など
脂肪酸に関するニュースをよく耳にします。

私は脂肪酸についての知識がまだまだなため、
今回ブログを通して脂肪酸について勉強し
わかりやすくまとめていこうかと思っています。

次回は、「そもそも脂肪酸とは?」について
まとめてみようかと思います。

研究検査部 山田

何を買ったのか

前回、羊の投稿をしました新入社員まるやまです

入社して早いもので1ヵ月経過しました
初任給いただきました!!(ありがとう!!)
両親に何を買おうか現在進行形で悩んでいます

両親へのプレゼントも大切ですが、自分へのプレゼントも大切ですよね
実は、ひそかに初任給をもらったらコレを買おうと決めていたものがあります
それがこちらになります

僕は大阪出身で、大学に入学して神奈川と青森で一人暮らしを経験してから群馬にやってきました
初群馬です
群馬のことは何もわかりません
なのでこれを読んで群馬のことを楽しく学んでいこうと思います

はたしてまるやまは立派なグンマ人になることができるのでしょうか?
今回はこれにて失礼します

まるやま

その後

今回は、以前お伝えした大根じゃなくて

の続きをお伝えします!

前回お伝えしたのが
約1ヶ月半前の3月13日
その時点では晩々Gは

発芽して間もなくでしたが

前回から約1ヶ月後で

こんなに成長しています!

でも撮影から約2週間経過しているので
現物はさらに成長しています!

なぜ1ヶ月でこんなに成長するの?と思われた方のためにお伝えします!
まず前回の写真に大根の芽が2つ発芽していますが
収穫時に一ヶ所に2本もあると栄養が2分割されてしまい
成長が遅くなってしまうので
“間引き(複数の内一番成長しているものだけ残すこと)”
という作業をします。
間引きにより1本だけ残すことにより栄養が1本の大根に集中されると同時に
ここ最近気温が一気に上がったため成長が早くなったのです。

この天候が続くと思われるので
恐らく収穫するのは今月の中旬頃?

補足
間引きをした大根は本社と分析センターの職員に配布したはずです

前回秘密にした新しい品種は
まだ秘密!!

アグリビジネス N.A

ひつじ

はじめまして!
新入社員のまるやまです。

入社して2週間ほどたった今日の午後は羊の毛刈り作業をしました
この羊の毛刈り、毎年新入社員が先輩社員の指導のもと行うことになっています
ということで、僕・同期のH・先輩社員Mさんの3人でバリカン片手に毛刈りをしました

毛刈り前の写真を撮り忘れてしまいましたが毛刈り後の写真がコチラになります

素人なりにうまく刈れてるように見えますがアングルを変えると・・・

う~ん…なんと不格好な姿にしてしまったことでしょう
羊の毛刈り、正直あまくみていました
僕もHも土にまみれて結構しんどかったです

来年度の新入社員には僕たちより美しく毛を刈ってあげられるよう期待しています

まるやま

東北営業所のある宮城県でも
ようやく桜の花が咲き始めました。
今日は雨なので、昨日の写真↓

営業所の入っているビルの入り口では、
いつもどなたかがキレイなお花を飾ってくださっています。
ありがとうございます!

4月に入ってもう10日経ってしまいましたが、
今年度もよろしくお願い致します。

なかま

クロノス

3シーズン目に突入し
始めにお伝えするのがホウレンソウとなりました!

始めにお伝えします
このホウレンソウは“加工用”ですので

今回使用している品種は

“クロノス”です

10月中旬に畑へ直播をしてから
約5ヶ月が経過し

良さそうに見えてきて

播種から約半年後についに

収穫をしました!

この写真でも分かる?ように
コンテナからはみ出していますが
これで良いのです

今後どのような出来事が起こるか分かりませんが
3年目は“初心”をテーマに頑張り
以前よりも成長したN.Aと
以前よりもレベルアップした野菜達をお伝えできるよう努力して行きます!

アグリビジネス N.A

分娩前後の母豚への抗酸化剤補給による子豚の出生時生存率に対する効果

1か月ぶりの投稿になってしまいました。。。

畜産コラムに新しい記事を掲載したので、紹介します。

題名:分娩前後の母豚への抗酸化剤補給による子豚の出生時生存率に対する効果

今回は、「分娩前後に母豚へ抗酸化剤を給与させることで、死産の割合が減少する」、ということを研究した文献です。以前の研究では、同様に母豚へ抗酸化剤を給与させたことにより、子豚の出生時体重の増加や未熟子豚の減少するということが確認されているようです。

文献の話からは逸れますが・・・
抗酸化物質は、ビタミン(E、C、βカロテン)、フラボノイド(アントシアニン、イソフラボン、カテキン、ケルセチン、ルチン)、非フラボノイド(クロロゲン酸、エラグ酸、セサミン、クルクミン)、カロテノイド(リコピン、ルテイン、カプサイシン、フコキサンチン)などがあります。
比較的よく耳にする物質で、多く含まれている食品もご存じだと思います。

が!

いくら体に良いといっても、同じ食品ばかり摂っては意味がありません。
食事はバランスの良さが大事です(^^)/

受託試験部
ヨシダ

食品のカビ毒について②

新年度がスタートしました。
前橋は桜前線がピークを迎えていますね。
菜の花も満開で、景色が色鮮やかです。

それでは前回に引き続き
今回はカビ毒の種類とその特徴について、
ということで「アフラトキシン」というカビ毒ついて
紹介します。

1. アフラトキシン類 
アフラトキシンは熱帯から亜熱帯地域にかけて
生息するアスペルギウス属等が生産するカビ毒です。
主な汚染食品は、トウモロコシ、落花生、豆類、香辛料、木の実類です。

食品から検出される主要なものに4種類(B1, B2, G1, G2)があり、
動物の体内に入った場合、B1及びB2が代謝されM1, M2となり、
乳中に含まれることが確認されています。

アフラトキシンを人が摂取した場合、
肝臓に発がん性があるとされ、
特にアフラトキシンB1が最も発がん性が高いとされています。
また動物が飼料中に含まれるアフラトキシンを摂取することで
肝障害を引き起すことがあります。

アフラトキシンの特徴は非常に熱に強く、
一旦作られると、通常の加工調理過程では
ほとんど分解はされず除去が難しい点です。

食品衛生法では
総アフラトキシン(アフラトキシンB1、B2、G1及びG2の総和)を
10 μg/kgを基準値とし、
基準値を超過する食品は取り扱いできないことになっています。
最近の輸入食品等の違反事例として、
先月にアメリカ合衆国産の生鮮アーモンドから
13 μg/kgが検出されています。

次回も、その他カビ毒をご紹介します。

研究検査部 山田

春作大根Start

今回は、春の大根についてお伝えします!

今回は、昨年よりも早めに播種を行っていますし
昨年よりも作付面積が倍以上になっています

さて本題ですが

今回の
品種は

昨年同様です!

そして
この時期まだ温かくないので
保温の為
“パオパオ”も使用しています!

播種から約2週間後で

パオパオの下から芽が出始めました

パオパオをどかして撮影したのが
こちらです

まだまだ小さいです

基本的には播種時に種を2粒入れ
ある程度まで成長してきたら
“間引き(芽を1つにする作業)”
害虫等の管理をしっかり行い
順調に成長すれば
5月15日前後?に収穫が出来るかも?

さらに晩々Gと一緒に今回から“新しい品種”を栽培していきます
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・“秘密”

以上!

アグリビジネス N.A

食品のカビ毒について①

今回は食品の「カビ毒」について。

このカビ毒は、度々輸入品の胡椒やピーナッツ、米等から
検出され、メディアにも取り上げられています。
また日本でも2011年に国産の米が毒性の強いカビ毒である
アフラトキシン類という毒素によって汚染された
事例があります。

先ず、「カビ毒(マイコトキシン)」とは
その名の通り“かび”が産生する化学物質で、
人や家畜の健康に悪影響を及ぼします。
カビ毒の特徴は、①通常の調理や加工温度や時間では
分解が難しく、②非常に毒性が強い点があります。
そのため、一度できてしまうと取り除くことが
非常に難しいのです。

また、カビの場合は繁殖すると肉眼で観測することが
可能ですが、カビ毒の場合は見た目ではわかりません。

カビ毒は、気温と湿度が高い場所で長い間貯蔵や、
不衛生な環境に乾燥・貯蔵することで
農作物にかびを生育するため産生されます。
そのため、かびを発生させない管理が大切です。

しかし、上記にもあるようにカビ毒は肉眼で見ることは
できないため、基準値における機器分析等による測定が
必要になっています。
農林水産省では2002年度から毎年度、カビ毒による
国産農産物の汚染実態の把握のための調査を実施しており、
国内におけるリスク管理も進められています。

次回は、カビ毒の種類とどのような健康被害があるかについて
ご紹介しようと思います。

研究検査部 山田