凍結粉砕機・・・凄いんです!

食品分析課Yです。

残留農薬・有害物質等の分析に供する試料の均質化に、弊社ではブリクサ-(BLIXER-3D)を使用しています。この凍結粉砕機・・・凄いんです!

例えば、豚の筋肉をブロック状に切りドライアイスと共に容器に!

スイッチON!粉砕後は・・・・・

こんなに粉々になりました!

試料の均質化が不十分で、試料中の農薬等の濃度分布が一様でない場合、ばらつきや食品の規格基準への適否判定においては誤判定の原因となる可能性があります。この様な事がないように試料の均一化をしっかり行い分析しております。

 

弊社では残留農薬検査を実施しております。

まずはお気軽にご相談下さい。

詳細はこちらです⇒残留農薬検査

 

 

※弊社で作成致しました下記動画の中に、簡単な残留農薬分析法の説明がございます。よろしければご覧ください。

 

教えて!食環研~農薬編~ – YouTube

国産作物の輸出時の残留農薬違反について

国産の作物が輸出される際に各国の規制により違反となるケースが多く見られています。

最近では台湾に輸出された梨、桃、ぶどうの残留農薬違反が公示されています。

梨の内容としてはジクロルプロップが0.02ppm検出され、食品安全衛生管理法第15の規定に適合しませんでした。

ジクロルプロップは植物成長調整剤であり、日本国内では、梨に適用があり栽培で一般的に使用される農薬で基準値は0.2ppm(mg/kg)となっております。

しかし、台湾では不検出項目となり違反となりました。

これは国や地域により農薬使用実態や評価方法が異なり国によって評価が異なっている事が考えられます。

上記より、輸出に関する作物を栽培する場合には日本国内でのルールに則った栽培を行っても違反になり、こういったケースが起こっております。

輸出に関しては輸出相手国の残留基準値に対応した病害虫防除を行う必要があり、農林水産省ではこれに対する情報提供を行っております。

こういった情報も参考にしながら各国の基準値に対応した栽培を行う必要があります。

出典:台湾FDA 国境不適合食品

出典:農林水参照 諸外国における残留農薬基準値に関する情報

出典:農林水産省 残留農薬基準値

 

弊社では残留農薬の検査を行っております。

詳細はこちらかご参照下さい。

残留農薬検査

食品分析課001