養豚飼料

ある養豚雑誌にカンショ(サツマイモ)畑に豚を放牧した実験が載っていました。豚に飼料としてカンショを与える方法は昔からあったそうですが、生のイモは貯蔵が難しく手間と経費がかかることや、輸入穀類と比較して栄養価当たりの価格が高いなどの難点があり、最近はあまり用いられていないようです。
この実験ではカンショ畑を金網で囲い、そこに豚を放牧していました。豚は畑で栽培されているカンショを直接食べるので、イモを貯蔵する必要がありません。豚が土に埋まっているイモを見つけられるのかと疑問に思いましたが、豚は1日~2日でイモを掘って食べることを覚えたとのこと。豚の嗅覚ってすごいんですね。

カンショを与えると背脂肪が厚くなったり、白く引き締まった脂肪が生産されるなど利点もあるそうです。飼料に用いるには難点も多いカンショですが、輸入穀物が高騰し、飼料も値上がりしている今こそカンショ飼料を見直す時期なのかもしれないですね。

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