4月9日午後2時頃、農林水産省より、韓国インチョンの肉用牛農家(180頭飼育)において口蹄疫(O型)の発生が確認されたと発表しました。
韓国西部の江華郡で発生した口蹄疫は早いスピードで広まっており、10日午前現在では、3つの農場で口蹄疫が確認され、ここから1.8km離れた2か所では口蹄疫と疑われる症状が出ているとのことで確認を急いでいます。
心配なのが豚の農場でも感染が確認されたことです。
これを受けて、農林水産食品部は、口蹄疫が確認された農家の牛90頭と豚1500匹を処分するとともに、この農家から半径500メートル以内の牛と豚を処分することにしています。
とくに、ウィルスの伝染スピードが速いとされている豚の農場でも感染が確認されたことから、防疫当局は、今後、口蹄疫発生の農場周辺で実施していた予防的な家畜処分の範囲を半径500メートルから3キロに拡大することを検討しています。
政府が、牛、豚の口蹄(こうてい)疫の終息を宣言してから約2週間後、仁川・江華の韓牛(韓国伝統の肉牛)農場で再び口蹄疫が発生したことが確認されたが、防疫当局は、今回の口蹄疫のウイルスは中国から流入した可能性があると見ています。