カナダで遺伝子組み換えブタの生産が条件つきで認可されました。この豚はエンバイロピッグと名付けられ、通常の豚より尿と糞に含まれるリンが65%以下。リンは骨や歯を形成するほか、さまざまな細胞や組織が正常に機能するためにも重要な役割を果たします。リンを消化するフィターゼという酵素を体内で作り出すよう遺伝子操作されていて、今飼育されているのは8代目の豚ですが、すべての世代にこの酵素が伝達されているそうです。遺伝子操作された動物がアメリカ食品医薬品局の安全性試験に合格するかどうか、関係者が注目しているようです。
ちけん