まとめと致しまして、個人的な考えを述べさせて頂きますと、
私は「疑わしき食物は全て排除」という姿勢が正しいとは思いません。
未曾有の大災害による弊害により、
多くの農・畜産関係者が文字通り「リアルな死活問題」に直面する中で、
神経質になって自己の健康面の利益を守ることが、
私達のすべきことなのでしょうか?
「被災された方の事を思えば、ちょっとくらい汚染されてたって気にしない。
早く宮城の農家さん達が復興できるように、
野菜を買ったりすることだけしか、私にはできないから。」
ニュースでたまたまこのコメントを聞き、私も考えさせられる所がありました。
今、生産者と消費者の間で何が必要か?
それは、生産者が丹誠込めて作った作物に対して
その食物が安心かどうか、それを科学的見地に基づいて、
正確な情報を迅速に消費者に伝え、
「食に関する不安感を払拭すること」にあると思います。
それができるのは我々のような分析会社であり、第三者機関として
公的機関とは異なる軽いフットワークを有しているのも
分析業務を請け負う企業の特徴です。
営利団体という殻を破ることは難しいですが、
我々の仕事が、「食に関する不安感を払拭すること」につながり、
将来的に「被災地の産業の復興」につながることを期待し、
業務を全うしたいと考える所存です。
私個人は放射能物質分析に携わっておりませんが、
弊社の信頼おけるスタッフが、
常時分析を対応しておりますので、気軽にご相談下さい。
( Analyst 15 )