意外な所に含まれるカフェイン

前回、コーヒーの話をしましたので、
今回は関連してカフェインの話をしたいと思います。

「カフェイン」というと、「カフェ」という言葉が付くくらいですから、
「コーヒー」や「紅茶」に含まれている物質というのは、
容易に連想できますよね。

しかし、実際は「コーヒー」「紅茶」だけではないのです。

以下にカフェインを特に含む食品を箇条書きにしようと思います。

・「緑茶」「抹茶」「ウーロン茶」

ご存じの方はご存じと思われますが、
「紅茶」も「緑茶」も元の茶葉はツバキ科の同じ植物の
若葉を採取し製した飲料であり、茶葉の発酵の度合いによって、
「緑茶」→「ウーロン茶」→「紅茶」と、名前と色を変えていきます。
含まれるカフェインの量としては、水分が抜けて濃縮されている分、
「緑茶」より「紅茶」のほうが、含有量が多くなっています。

・「ココア」「チョコレート」

知らない人にとっては意外かもしれませんが、
この2つの食品の共通点、それは原料が同じです。
両方とも「カカオ豆」が原料となっていて、
コーヒーの木と同じく元は熱帯に自生する、
カカオの木の植物の種子から作る食品であるため、
カフェインだけでなく、含有するポリフェノール類など、
コーヒーとの共通点は多い食品らしいです。

・「栄養剤」「眠気防止薬」「風邪薬(解熱鎮痛薬)」

レポート等の提出に追われて徹夜する大学生や、
睡眠時間を削っても仕事が終わらないサラリーマン等、
無意識にこれらの食品・医薬品を一緒に摂ったりしていませんか?
気をつけないとすぐにカフェインの過剰摂取です。
「風邪薬」で体調を整え、「眠気防止薬」で眠気を覚まし、
レポートや仕事の能率を上げるつもりが、
逆に興奮作用物質の過剰摂取により脳を疲弊させ、
効率の低下、疲労感、最悪の場合「鬱」を誘発する可能性もあります。
特に時間に追われる現代人には気をつけて頂きたい事象です。

その他「コーラ」など、現在人が好むものの中には、
意外とカフェインが含まれていたりします。
ただ、勘違いして欲しくないのは、カフェインを含む食品が
完全に「悪」ではないということ、
その付き合い方によっては、コーヒーの「認知病予防説」など、
健康にプラスの影響を与えてくれる場合だってあります。
特に、コーヒーやチョコにカフェインと同じ様に含まれる
ポリフェノール類の抗酸化作用による健康効果に関する情報は多いです。

これがなかなか難しく、高度なことなのですが、
大事なのは、過剰摂取を避けるため、様々な情報を集めて、自己の責任で、
自分の口に入れるものをしっかり自己管理することでしょうか?

と、偉そうなことを言いつつ、
昨日は、私事で非常に疲れたので、
甘いものが欲しくなって、
「チョコレート」を食べ過ぎてしまった私がいます・・
人間って、後悔する生き物ですね。。

( Analyst 18 )

放射性物質分析 食品検査食品分析残留農薬残留抗生物質

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です