お疲れ様です。
だいぶ遅い夏休みの課題研究でカタラーぜ試験についてをブログに書き込みたいと思います。
今回条件設定をした鶏肉を使用しカタラーゼ試験を行いました。
まず始めにカタラーゼについて説明します。
カタラーゼとは、過酸化水素を酸素と水に分解する酵素で、生き物の多くに、この酵素があります。
カタラーゼは、多くの生き物に含まれているので、肉片、魚、虫、微生物などに過酸化水素を加えると気泡がでます。
一方でこの酵素は加熱するとその働きをしなくなり気泡がでません。
生き物が加熱されているかを簡易的に確かめるカタラーゼ試験は、この性質を利用しています。
用意する物:ウォータバス、試薬、サンプル
試薬:4%H2O2+
サンプル:①鶏肉(常温で解凍したもの)、②鶏肉(-5から出したもの)
上記のものを使用し各条件を設定し試験を行います。
条件1:65℃5分加温
結果:①、②共に肉内面部にカタラーゼ反応あり、大きな気泡がどちらからも確認。
条件2:80℃4分加温
結果:①、②共に肉内面部にカタラーゼ反応あり、①は小さな気泡がゆっくりと出て反応が弱い。
②は小さな気泡が連続的に出ているの確認。
条件3:80℃10分加温
結果:①、②共に肉内面部にカタラーゼ反応なし、数分放置しても気泡確認できず。
これらの実験結果から、ちょっとした温度変化や、加熱の時間の変化でカタラーゼ反応が大きく変わる事がわかった。
以上で、だいぶ遅い夏休みの課題研究の発表を終わりにします。
研究検査部 K村