未来と芸術展に行ってきました。
今のまま人口増加が続けば、人は住む場所を地上から海上に移すかもしれません。
人口グラフが減少していくと、都市間移動インフラコストにかけられなくなると言われている(すごい端折りましたが)ので、日本に住む私個人的には上記のような街並みよりも、江戸時代以前のような「ひと村人生完結型都市」みたいのが復活するのかなとも想像しました。以前行ったモロッコの旧市街フェズには、町から一歩も出ることなく一生を終えるのは当たり前という人たちもいました。
(↓フェズにて)
また、展示で創造される未来都市は、ドラえもんやスピルバーグ映画などで20世紀に創造されていた「ザ・ハイテク未来都市」ではないんです。21世紀の創造する未来都市は、SDGsと結びついた、自然と科学とが調和した新しい自然観がありました。
それはまるで、西洋二分法的な自然観から、老子荘子などの東洋的な自然観に社会の目が変化している様(さま)のようにも思えました。
20世紀は、ビル群を見て「自然だな」という人はいませんでした。
21世紀には、「閑さや『壁』にしみ入る蝉の声」となってたりするかも…
フィス長 マツヲ