新型コロナウイルスについて・・・期待?
WHOは、2020年2月11日に新型コロナウイルスによる肺炎の名称を「COVID-19」に決めました。
名前の由来はウイルス粒子表面の「突起」が太陽の「コロナ:王冠」に似ているから。
コロナウイルスは動物とヒトの間で感染が起こる人畜共通感染症と思われるが、コロナウイルスの種特異性は高く、種の壁を越えて他の動物に感染することは殆どないと言われています。
コロナウイルスの分類(種類)は以下のようになっています。下痢や肺炎を起こすとされていますが、多くの場合、宿主動物では軽症の呼吸器症状や下痢を引き起こすだけです。
家畜では、豚流行性下痢ウイルス(PEDV)、豚伝染性胃腸炎ウイルス(TGEV)、鶏伝染性気管支炎ウイルス(IBV)、マウス肝炎ウイルス(MHV)、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)などです。家畜以外では、イヌ、ウマ、ラクダ、アルパカ、イルカ、キリン、フェレット、コウモリ、スズメなどもそれぞれの動物に固有のコロナウイルスがあります。
コロナウイルスのグループについて
☆コロナウイルス(αグループ)
・ヒトコロナ(229E)風邪症状
・ヒトコロナ(NL63)風邪症状
・豚伝染性胃腸炎(TGE)下痢症状
・豚流行性下痢(PED)下痢症状
・犬コロナ(Ccov)下痢症状
・猫伝染性腹膜炎(FIP)呼吸器、消化器、肝炎
・コウモリコロナ(HKU6)?
☆コロナウイルス(βクループ)
・SARS(肺炎)はキクガシラコウモリからヒトに感染
・MERS(風邪)はヒトコブラクダからヒトに感染
・ヒトコロナ(HKU1)風邪症状
・ヒトコロナ(OC43)風邪症状
・新型コロナ(COVID-19)肺炎 コウモリ?
・マウス肝炎(MHV)肝炎
・ウシコロナ(Bcov)下痢症状
・ウマコロナ(Ecov)下痢症状
・コウモリコロナ(HKU4)?
☆コロナウイルス(γグループ)
・鶏伝染性気管支炎(IB)呼吸器症状、型によっては腎炎や下痢症状
☆コロナウイルス(δグループ)
・ブタデルタコロナ 下痢症状
・コウモリコロナ(HKU16)?
勝手な思い込み・・・期待??
コロナウイルスの遺伝子型は、血清型を決定する領域であるS(スパイク タンパク質)1蛋白の遺伝子やアミノ酸の相同性の比較から決定されます。同じ血清型の野外株に対して最も高い防御効果を発揮します。ただし、同じ血清型ほどではありませんが異なる血清型に対してもある程度の交差防御反応はあります。
一つ可能性があるとすれば、種が違ったとしても、何度も何度も野外のコロナウイルスに暴露されることにより(抗体価が高い状況)交差防御反応も高くなり、ちょうどブースターがかかった状況(下駄をはかせた状況)となれば、ほんの少しかもしれませんが、防御を期待できるのではないかと言うことです。そう言えば、養牛、養豚、養鶏家での新型コロナ感染者(死者)は余り耳にしません。
今回の新型コロナウイルスに当てはめてみると、同じ血清型のCOVID-19に対して最も高い防御効果を発揮することは言うまでもありません。
でも・・・・例え1%でもいいから交差防御してくれるのではと期待している次第です。
そもそも1%じゃ~ 糞の足しにもならないけどね。(笑い)
面白かったです!
ためにたりました。交差免疫、期待してしまいます。キクガシラコウモリは、欧米に生息してない様子。東アジアはバリバリいるわけですが、やはりそこで研究し人にうつるようになっただろうと思われますが、もとの風邪コロナは??人に普通は移らないウイルス。。そこから、研究所関与?
それを示唆する論文が2021年12月に出ているようです。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.12.13.472476v1