食品分析室のKSです。
私は某食品会社に10年以上勤務した経験があり、商品開発、分析業務、品質管理検査等に携わってきました。商品開発では、硬さや歯ごたえはレオメーター、粘性は粘度計や動粘度計、色の評価は色差計を用いて数値として計測することができましたが、香りや匂いに関してはガスクロマトグラフによる定性や官能評価がメインで数値として評価することは困難でした。ヒット商品の香りに関する情報を得るため、海外から匂いやフレグランスのデータベースを取寄せ、ピークデータとライブラリーをひたすら調査するときもありました。
苦労してきた私の知識や経験が役に立つときがやってきたと言いたいところですが、香り・匂いに関する研究や調査の技術や方法は進化しました。弊社ではすでに食品の異臭検査サービスを実施していますが、これに加えて香りや匂いに関する検査サービスをご提供することになりました(近日中にHP公開予定)。このサービスは用途が広く、以下のような内容をご提供できると考えています。
- 商品開発に活用できます
・香りや匂いの特長を科学的に調査することができます
・他社商品を分析し、新商品開発に役立てます
・開発時の香り・匂いの科学的データとして利用できます
- 製造現場で活用できます
・食品製造のライン洗浄の評価に利用できます
・同ラインで製造した別商品において、においの残存評価ができます
- リスク管理に活用できます
・開発時の科学的データと比較することでクレーム対応ができます
・経時変化をデータ化することで賞味期限設定に役立てます