食品分析課のSです。
これから夏真っ盛り。
暑いときにはインドアでゆっくり・まったりもいいですが、マグロのように動き続けないと死んでしまいそうな人のために、今回のブログでは運動中の熱中症予防について述べたいと思います。
まずは、日本スポーツ協会が推奨しているスポーツ活動中の熱中症予防ガイドブックをチェックしましょう!
図1 スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条(日本スポーツ協会HPより抜粋)
なるほど!
でもどれも聞いたことのある内容で目新しくない気もしますが…?
日本赤十字社スタッフの方曰く、意外に見落としがちなのが第4条とのことです。
ということで第4条についてもう少し詳しく見て行きましょう!
図2 スポーツ活動中の熱中症予防 第4条(日本スポーツ協会HPより抜粋)
図2のようにからだの外と内を冷やすと、熱中症予防に絶大な効果があります。
具体的な方法は、以下のとおりです。
- からだの外部を直接冷やす(特に末端部の手のひら・足裏・顔など)
- アイススラリー※等を飲用し、からだの内部から冷やす
※アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料であり、通常の氷よりも結晶が小さく流動性が高いことから、からだの内部を効率よく短時間で冷却できると言われています。
上記のうち特に強調したいのが前者で、末端に流れる血液を冷やすことにより、からだの中心へ冷えた血液が戻るときに深部体温が下げられます。氷のように冷たすぎると血管が収縮してしまい効果が落ちてしまいます。
手のひらを冷やす行為は手軽で大きな効果が得られると評価されています。手のひらを10~15℃くらいの冷たい水で5~10分程度冷やすだけです。水分補給のために購入した冷えた飲料水の入ったペットボトルを握っているだけで誰もがその恩恵を受けられます。
是非お試しください。
とはいえ、それでも熱中症かな?
と思ったら図3を参考にして、その時の症状に合わせた適切な処置を行ってください(周囲の人が行ってあげてください)。
図3 熱中症の症状が疑われた場合の対処法(日本スポーツ協会HPより抜粋)
おわりに
私は暑くても動き続けるマグロ人間を応援します!
死なない程度にマグロ活動を楽しみましょう!!