この写真はどんな風景を撮ったものでしょうか。
答えは、夜に部屋の中から網戸を撮った風景です。ではこの写真に似ている風景を思い浮かべてください。
思い浮かべたものは、人それぞれいろいろだと思いますが、私は「渋谷のスクランブル交差点」に似ていると思い、網戸の風景を撮りました。(ちょっとやばいやつかもしれません笑)
網戸の後ろの光を網がピクセル化している感じが、スクランブル交差点をたくさんの人が放射線状に交わることによる風景のピクセル化と似ているように思えたからです。
視覚的に言えば、物に対する認識は、物から発せられた光が目の中の網膜に投影されたものを認識することであり、視覚的な物の本質は、我々各々の網膜投影された光に対する「捉え方」ということになります。カメラは、物の光に対する「捉え方」によって物の見方は違うことを教えてくれます。
では下の写真を見てください。京都の日本庭園の一コマです。
写真の中に川の流れがちょっとでも見えた人、いませんか?
フィス長 マツヲ