そもそも脂質とは?

「脂肪」「油」「コレステロール」

上の3つの単語を見てどのように感じます?
一般的に、すっごい体に悪そうなイメージですよね・・
「脂質=脂っこい物=健康に悪い」のイメージも
世間で定着していると思われます。

そもそも「脂質」とは、化学的に、
炭水化物と同様、炭素(C)水素(H)酸素(O)からなる、
脂肪酸とアルコール類のエステルとそれに近しい物質の「総称」で、
「炭水化物」「タンパク質」に並ぶ人体を構成する
3大栄養素の1つであります。

またまた注意して欲しい「総称」という言葉・・
一口に「脂質」といっても
実は様々な物質が含まれているのです。

皆さんご存じ「コレステロール」「中性脂肪」に始まり
人体を構成するのに欠かせない「リン脂質」や
「頭が良くなる物質」として宣伝され一度は聞いた事がある
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコペンタエンサン)」
主に野菜に多く含まれる「カロテン」「リコピン」だって
「脂質」の仲間です。

確かに、「コレステロール」や「中性脂肪」による
動脈硬化等の健康被害があることは事実ですが、
「脂質」の悪い面だけを見て
全てをわかった気持ちになっているのは間違いです。
「脂質」は重要な人体の構成要素であり、
全く摂取しないというのも健康に悪いという「逆説」があることに
気がつくことは大事だと思います。

次回「脂質のメリット・デメリット」「植物油なら大丈夫は本当か?」
「最近話題のトランス脂肪酸って何?」について書きたいと思います・・

( Analyst  9 )

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