そもそも炭水化物とは?

そもそも「炭水化物」とは、炭素(C)水素(H)酸素(O)から成り、
一般式CnH2mOmの形の分子式を持つ化合物です。

といっても、一般的な人は「何のことだかさっぱり」だと思いますので・・

簡単にまとめますと、
ブドウ糖」 「果糖(フラクトース)」 「ガラクトース」という
代表的な3種類※の物質があって、( ※ 厳密にはもっと多くの物質がある )
これが一個だけ分離してる状態(単糖)だったり、
2、3個くっついている物質(オリゴ糖)だったり、
縄や網みたいに沢山つながっている物質(多糖類)だったり、
そういった構造を持っている全ての物質を総称して、
「炭水化物」と呼んでいます。

例えば、「ブドウ糖」と「果糖」が1個ずつくっつくと
しょ糖」(砂糖の主成分)という「オリゴ糖」に分類される物質になり、
良く聞く「デンプン」という物質は「ブドウ糖」が
縄や網みたいに沢山つながってできている「多糖類」の物質です。

つまり、「単糖」の種類と数によって組み合わせ自由自在な、
物質全部を、「炭水化物」といいます。

なので、一言で「炭水化物」といっても、
実は、幅が広すぎて、その性質も様々・・

もし、興味がおありでしたら「炭水化物は本当に太るのか?」についても、
後日、一筆論じたいと考えておりますので、
どうぞ、食環研ブログに遊びに来て下さい。よろしくお願いいたします。

( Analyst  3 )

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まさかの販売文句

一昨日、近所のスーパーにて、このような販売促進用POPを目撃しました。
「センター試験間近!!」「炭水化物で集中力アップ!!」
「お子さんの夜食に最適の肉まん!!」
というPOPで「肉まん」が安売りされていたのです。
しかも売れ行きは上々な模様。

これを見ているそこの奥さん、あなたならこの言葉、信じます?
「肉まんで集中力アップ」・・・
よく考えると、なかなか大胆な意見ですな・・・

結論として、これは全く根拠のないデタラメじゃないかと・・・

確かに、肉まんの周りの皮は原料が小麦粉なので、「炭水化物」豊富です。
しかし、中身の肉はご存じの通り「タンパク質」及び「脂質」が主成分で
「炭水化物」をあまり含まない食材。

肉と小麦の相乗効果がどうとかいう議論は置いておいて・・
仮に小麦粉の「炭水化物」に「集中力アップ効果」があったとしたならば、
素直に、小麦粉の割合が多い、「パン」や「パスタ」を売りましょう。

結局、この話で一番何が言いたいかというと、
食品に関する「嘘情報」って、以外と「身近」に氾濫しています。
食品を買うとき、何も考えず、情報を鵜呑みにするのではなく、
ちょっと立ち止まって、考えてみると良いでしょう。
主婦のあなたにだって「これはないでしょ(笑)」ってわかる事、
多いですから。

次回から順次「そもそも炭水化物とは?」「夜食に肉まんの是非」
「夜食に最適な食品とは?」について考察したいと思います。

( Analyst  2 )

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食品に関する「嘘・本当」

ふと、思ったことがあります。

皆さんはテレビで「この食材でやせる!!」などと取り上げられたとき、
スーパにその食品を買いに走った経験、ありませんか?
近年だけでも「バナナ」「にがり」「納豆」・・・思い起こせば色々ありましたね。

ズバリ思ったこと、「みなさん騙されてますよ!!」って大声で叫びたいです。

その他、話題になった様々な食品についても同じ。
その食品に関する栄養素や、やせるメカニズムについて深く考えもせず、
ただ「話題だから」とか「みんなやってるから」という理由で
安易に食べ物を選択する。
こういった風潮は、健全な食生活に対して大きな危険性を
はらんでいるのではないかと感じるようになりました。

私事で恐縮ではありますが、将来、食品に関する知識で単独公演を行うことや
書籍を出版することが「夢」である私。
先立って2011年の目標を「食品に関する話題でブログ更新」と
定めることにしました。

まだまだ学の浅い私ではありますので、もし私個人との見識の相違や
補完的な意見がありましたら、是非、ご指導の程をよろしくお願いいたします。

このブログを読んで下さっている皆様の健全な食生活と健康を祈りつつ、
結びの言葉とさせていただきます。

今後とも食環研ブログと食環境衛生研究所をよろしくお願いいたします。

( Analyst  1 )

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韓国の口蹄疫

昨日の新聞で、韓国における口蹄疫ですでに45万頭の牛が処分されていると書かれていました。
ワクチン接種も始めているようですが、南の地域以外はほぼ全域にわたって陽性地域になっているそうです。韓国政府は人による媒介対策として畜産農家が外国に行った場合は届出をして管理する方針を新たに決めたようです。
冬はウイルスも比較的長期間生存しやすい時期ですので、隣国である我が国もまたまた心配です。
年の瀬ですが、こんな時期だからこそみんなで注意していきたいですね。
( ^^) _旦~~

・・・virusとⅥⅥⅥって似ていませんか?

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鳥インフルエンザ

 環境省は28日、鹿児島県出水市で死んでいたマナヅル1羽から、簡易検査で新たに鳥インフルエンザウイルスの感染の可能性を示す陽性反応が出たと発表しました。
 鳥取大学で詳細検査を行うそうです。
マナヅルの陽性反応は2羽目で、 出水市ではこれまで、ナベヅル5羽から強毒性の高病原性インフルエンザが検出されています。

 この地域は、鶏飼育が盛んなところです。汚染が拡大しない事を願います。

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今年は畜産農家にとって最悪の年か?

島根に続いて富山や鳥取でも高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

先月、島根県安来市の養鶏場から鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかり、その後、今月16日に富山県高岡市で死んだコブハクチョウ2羽から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、鳥取県米子市でも今月5日に死んだコハクチョウから毒性の強いH5N1型のウイルスが検出されました。

 鳥インフルエンザウイルスは通常の野鳥観測などではヒトには感染しないとされていますが、生産者や関係団体に注意を呼びかけています。

今年の畜産農家は、口蹄疫から始まり、最後は鳥インフルエンザの発生となり最悪の年のようだ。おまけに生産物の価格も安く、餌代は高い状態のまま続いている。
TPPが話題になっているが、今の畜産現場の窮状を政府は理解しているのだろうか?

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口蹄疫(韓国)

 今度は韓国(ソウル)の養牛農家で飼育されていた牛に口蹄疫(こうていえき)が発生した(11月30日)。
周辺の半径500メートル以内の地域で家畜を予防的に処分する方針です。
29日に豚の感染が分かった同じ安東の養豚場から約8キロ離れた地点での発生で、今後の感染拡大が懸念されています。

 韓国での発生を受け、日本の農林水産省は国内の畜産農家に対し、農場に出入りする人や車の消毒を徹底し、韓国に滞在していた人を近づけない、など警戒強化を求めています。
なお、日本は韓国から豚や牛などの食肉輸入を受け入れていません。

先日、鳥インフルエンザに罹患した鶏が発見されたばかり。今度はお隣の韓国で口蹄疫が発生しているという。 各農家が警戒を強化するのは勿論だが、政府の水際対策も万全にしていただきたいものだ。

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鳥インフルエンザ

強病原性鳥インフルエンザが島根県安来市のI養鶏場で発生した。
この養鶏場は2万羽の産卵鶏を飼養している養鶏場で、現在までで1,500羽が死亡している。
動衛研でのPCR検査で陽性(H5)だったため、確定診断は明日となるもようだが本日より淘汰が開始される。
8月に口蹄疫が終息したと思ったら、今度は鳥インフルエンザの発生・・・・・。
過去、こうも連続して家畜(牛・豚・鶏の法定伝染病)が発生するのもなかっただろう。
何かウイルスが増殖する特別の要因があるのだろうか?

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頑張れ宮崎

口蹄疫の発生により家畜ゼロ」地域だった川南など5町で畜産が再開されました。
 宮崎県に大きな被害をもたらした口蹄(こうてい)疫問題で、すべての家畜の牛と豚が殺処分された県東部の川南町などの5町で1日、牛の飼育が再開されました。
豚も近く始まる見通しです。
 県畜産課やJAなどによると、川南、都農、高鍋、新富、木城の5町で牛が農場に運び込まれ、畜産が再開しました。
 県内では被害の比較的少なかった日向市での9月6日を皮切りに、宮崎市、西都市、都城市でも順次再開されていたが、最も被害が集中した5町は残されていました。県などが試験的に飼育して様子を見る「観察牛」の経過にも異常が無かったことから、当初の予定通り、11月再開となりました。 
頑張れ、宮崎!! がんばれ、畜産!!
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H5N1

北海道稚内市の大沼で採取されたカモのふんから、強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたという。
ウイルスはH5N1型で、強病原性鳥インフルエンザと断定されました。
周辺の生産者に注意を喚起しましたが、今のところ異常は見られないとの事です。
今年は、豚型インフルレンザ、口蹄疫と畜産にとっては悪いイメージが先行していますので、せめて鳥インフルエンザの発生はないと願います。
これから寒くなりますので、みなさんも、カゼには注意をしてください。
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