犬にブルーベリーをあげても大丈夫?愛犬の健康のための安全な与え方を解説

犬にブルーベリーをあげても大丈夫? 愛犬の健康のための安全な与え方を解説

ブルーベリーは人間にとっても健康によい果物として知られています。そのため、愛犬にブルーベリーを与えることを考えている飼い主の方もいることでしょう。

とはいえ、「人間には良くても犬にはよくないのでは?」「ブドウに似ているから犬に与えてはダメなのでは?」などと考えている場合、愛犬にブルーベリーを与えるのをためらいますよね。

結論から先に言うと、「愛犬にブルーベリーを与えても問題ない」という意見が多いです。そして、ブルーベリーには犬の健康をサポートする栄養素が豊富に含まれているため、これを聞いた飼い主の方はすぐさま愛犬にブルーベリーを与えたいと考えるかもしれません。

ただし、少数ではありますが、「中毒症状がみられたため、犬にブルーベリーは与えるべきではない」という意見も存在します。「絶対にダメ」とは言い切れませんが、このような報告がある以上、愛犬にブルーベリーを与えるかは飼い主の判断が重要となります。

当記事では、「犬にブルーベリーを与えても大丈夫なのか」について、「問題ない」「あげるべきではない」という意見をもとにしつつ解説していきます。

また、ブルーベリーに含まれる栄養素や、愛犬の安全を考えた与え方についても紹介していくため、愛犬にブルーベリーを与えることを考えている場合には参考にしてみてください。

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目次

犬がブルーベリーを食べても大丈夫とははっきり言えない!あげるときには量に注意しよう

結論を先に述べますが、犬がブルーベリーを食べても大丈夫かどうかは、断言できることではありません。とはいえ、犬がブルーベリーを食べても大丈夫という意見が多いため、これを踏まえれば、「犬にブルーベリーを与えても現状のところは問題ない」というのが社会一般的な考えといえます。

犬にブルーベリーを与えても問題ないと考えられる根拠には、下記の2つが挙げられます。

  • 見た目が似ている「ブドウ」とは分類から違うため
  • さまざまな専門家が「問題ない」と提唱しているため

「犬にブルーベリーを与えても大丈夫か」と考える人のなかには、犬に与えてはいけないといわれる「ブドウ」と見た目が似ていることを危惧している人もいることでしょう。

そもそも、ブドウを犬に与えてはいけない理由は、犬にとって有害なものであり、急性腎不全を引き起こしかねない食べ物だからです。しかし、ブルーベリーは「ツツジ科」、ブドウは「ブドウ科」の食べ物であり、根本から異なる食べ物です。

そのため、犬にブルーベリーを与えても、ブドウを食べたときのような中毒症状が出ることはないとされています。

また、さまざまな専門家が「犬にブルーベリーを与えても問題ない」と提唱していることも根拠の1つです。たとえば、アメリカの愛犬家団体である「American Kennel Club(アメリカンケネルクラブ)」は、自社の公式サイトの記事にて下記のように公表しています。

Blueberries

Yes, dogs can eat blueberries. 

引用元:「Fruits and Vegetables Dogs Can or Can’t Eat

ほかにも、日本にもペットフードが流通している大手ペットフードメーカーの「Purina(ピュリナ)」も、自社の公式サイトにて「ブルーベリーは犬に良い食べ物」という旨を公表しています。

なお、当サイトでは、「愛犬・愛猫にとって本当によいペットフードを紹介する」というコンテンツポリシーのもとコンテンツを作成しています。

犬にブルーベリーを与えても絶対に大丈夫と言える根拠がない以上、それは本当に良い食べ物とはいいきれないため、当記事ではあくまで「ブルーベリーを食べても大丈夫という意見が多い」と表現に留めています。

とはいえ、「犬にブルーベリーを食べさせてはいけない」という意見は多くありません。過剰に避けることは愛犬の健康のためにならない可能性があるため、ブルーベリーを与える際には「少量から与えてみる」のように様子を見つつ飼い主の判断で与えるのが良いでしょう。

犬にブルーベリーをあげたことで中毒症状が出た事例もあるため飼い主の判断が大切

前述したように、一般的に犬にブルーベリーを与えても問題ないとされています。

しかし、「犬に与えても絶対に大丈夫」と言い切るに至る根拠は現状ありません。そして、「犬にブルーベリーを与えてはいけない」という意見があるのも事実です。

たとえば、米国栄養学専門医の資格を持つ「ニック・ケイブ(Nick Cave)」獣医師によると、「犬にブルーベリーを与えるとどのような効果があるか調べていたところ、中毒症状が見られた」との報告があるようです。

これに関して現状は論文発表に至ってはおらず、「なぜ中毒症状が出るのか」といった詳細は公表されていません。このような報告もあるため、「ブルーベリーは犬にとって絶対に安全な食べ物である」とは断言できないのが現状となります。

とはいえ、絶対に危険な食べ物ともいえません。「犬にブルーベリーを与えても大丈夫」というのが多数の意見であり、健康サポートにも期待できる食べ物でもあります。

そのため、愛犬にブルーベリーを与えるかどうかは、飼い主の判断が重要となります。ブルーベリーを与える場合にはまず少量をあげてみて、愛犬の様子をみてみるのが無難と言えるでしょう。

ブルーベリーには犬の健康をサポートする栄養素が豊富に含まれている

ブルーベリーには、犬の健康をサポートするさまざまな栄養素が豊富に含まれています。ブルーベリーに含まれる主な栄養素には、下記が挙げられます。

  • 食物繊維:便秘予防などの腸内環境のサポート
  • ビタミンE:抗酸化作用による若々しさの維持
  • ビタミンC:コラーゲンの生成や免疫力のサポート
  • アントシアニン:視力の衰えのサポート
  • ルテイン:紫外線のダメージ軽減による白内障予防

ブルーベリーは犬にとって絶対に安全な食べ物とは言い切れないのが実状ではありますが、愛犬の健康にもよい効果が期待できます。

ここからは、ブルーベリーに含まれる主な栄養素と、愛犬に与えた場合に期待できる効果についてそれぞれ解説していきます。

食物繊維:便秘予防などの腸内環境のサポート

一般的に生のブルーベリーには、100gあたり約3.3gの食物繊維が含まれています。そのうちの約2.8gが「不溶性食物繊維」であるとされています。

不溶性食物繊維は腸内で水分を吸い込むことで膨らむため、排便を促す効果があります。この効果から、ブルーベリーを与えることで愛犬の便秘予防にも期待できます。

また、排便を促すことで有害物質を外に出す作用があるのも不溶性食物繊維の特徴です。有害物質がうまく排出されなければ病気を患ってしまうリスクがありますが、これを予防できるのも愛犬にブルーベリーを与える良い効果の1つといえるでしょう。

ビタミンE:抗酸化作用による若々しさの維持

ブルーベリーには、抗酸化作用があるビタミンEも豊富に含まれています。

犬の体内では、病気の原因にもなる「活性酸素」が発生してしまいます。活性酸素が増えると体の各所で酸化が起き、それが病気につながってしまうのです。

そしてビタミンEには、脂質の過酸化を抑える効果があり、細胞膜を活性酸素から守ってくれる効果があります。そのため、ブルーベリーを愛犬に与えることは、活性酸素による病気の予防につながるのです。

また、酸化を防ぐ効果があることから、ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれることもあります。

飼い主からすれば、愛犬には健康的に若々しくあってほしいと考えることでしょう。このサポートに期待できることも、愛犬をブルーベリーに与えるメリットといえます。

ビタミンC:コラーゲンの生成や免疫力のサポート

人間と同様に、犬にとってもビタミンCは生きるうえで必要不可欠な栄養素です。ビタミンCにはさまざまな効果がありますが、主には「抗酸化作用」「コラーゲンの生成」が挙げられます。

ビタミンEと同じくビタミンCにも抗酸化作用があり、同時に接種をすることでその作用がより発揮されるといわれています。ブルーベリーにはどちらのビタミンも含まれているため、抗酸化作用による病気などの予防に期待できるのです。

また、ビタミンCには、細胞と細胞をつなぐ結合組織を強化する効果もあります。これによって皮膚や関節、歯茎の健康のサポートにも期待できます。

コラーゲンの生成や免疫力のサポートなどによって愛犬の健康維持に期待できるビタミンCが豊富な点も、ブルーベリーを与えるメリットといえます。

アントシアニン:視力の衰えのサポート

人間の場合「ブルーベリーは眼の健康によい」と言われることもありますが、これにはブルーベリーに含まれる「アントシアニン」が関わっています。

アントシアニンとは青紫色の天然色素のことで、ポリフェノールの1種です。ブルーベリーは鮮やかな青紫色をしていますが、これはアントシアニンが豊富に含まれていることが理由です。

そして、アントシアニンには「視力・視覚機能の改善」「眼精疲労の予防」に効果があるとされています。犬の場合も加齢が進めば視力が低下してしまいますが、ブルーベリーに含まれるアントシアニンによってこれを予防することにも期待できます。

ルテイン:紫外線のダメージ軽減による白内障予防

ルテインとは、強力な抗酸化作用がある黄色の天然色素のことで、ほうれん草やブロッコリーといった緑黄色野菜に多く含まれています。

人間と同様に犬の場合も、加齢が進んだり紫外線を長時間浴びたりすると、白内障の症状が出るリスクがあります。

そして、ルテインは主に目の水晶体に含まれており、紫外線から目を守る効果があります。白内障の症状を予防することにも期待できるため、この点はルテインが豊富なブルーベリーを愛犬に与えるメリットの1つと言えるでしょう。

犬にブルーベリーはどうやってあげればいい?1日の個数や与え方

「愛犬にブルーベリーをあげたいけど、どうやってあげればいいのだろう」と考えている飼い主の方もいることでしょう。

そこで、ここからは愛犬にブルーベリーを与える方法について解説していきます。

なお、前述したように、「犬にブルーベリーを与えても絶対に大丈夫」ということさえも断言できないのが実状です。

当サイトでは犬によい食べ物に関する情報を提供することをポリシーに掲げているため、「1日のうち犬に何個までブルーベリーを与えるべき」のような確定とはいえない情報は提供できません。

とはいえ、あくまで一般的に良いとされている目安は存在します。ここからはそのような目安も紹介していきますが、それらは絶対に信用できる目安ではありません。

そのため、愛犬にブルーベリーを与える場合、このような目安どおりにあげるのではなく、まずは1粒をあげて体調などに変化がないか様子をみてみるようにしてください。

1日に何個あげていいかは断言できない!初めてブルーベリーをあげるときは少量に抑えておこう

ブルーベリーは犬にとって絶対によい食べ物といえない以上、1日に与えるべき個数を断言することはできません。そのため、少量をあげて愛犬の様子をみるのが大切です。

なお、あくまで一般的な目安ですが、1日に与えるブルーベリーの目安量は下記のように言われています。

スクロールできます
愛犬のサイズ1日のブルーベリーの目安量
超小型犬(〜2kg程度)3粒
小型犬(~10kg)6粒〜8粒
中型犬(~20kg)10粒〜12粒
大型犬(20kg~)15粒〜20粒

※あくまで目安の個数です。愛犬に体調不良などがみられた場合にはすぐさま動物病院でみてもらうようにしてください。

この目安を参考にすれば、5kgの小型犬の場合は1日のブルーベリーの目安量は6粒〜8粒程度になるといえます。

ブルーベリーは洗って生のまま皮ごと犬にあげられる!刻んだり潰したりして愛犬に与えよう

ブルーベリーが生の状態でも犬は食べることができます。皮に健康被害を与える危険な成分は含まれていないため、愛犬に皮ごと与えても問題ないとされています。

ただし、丸ごと愛犬に与えると喉に詰まらせてしまうおそれもあります。とくに犬の場合、顎の関節は食べ物をすりつぶすような動きができないため、刻んだり潰したりして愛犬にブルーベリーを与えるのがよいでしょう。

ブルーベリーを潰すときには、ハサミやフォークを使って下記のように潰すのがおすすめです。見た目がブルーベリージャムのようになるまで、潰してみてください。

【写真】

なお、ブルーベリーをそのままあげるのも悪くはありませんが、ヨーグルトのトッピングとして愛犬に与えるのも手です。

【写真】

ブルーベリー自体に糖分が豊富に含まれているため、ヨーグルトに混ぜる場合には無糖のものを選ぶようにしてみてください。

犬にブルーベリーをあげるときの注意点!愛犬の様子をみながらおやつとしてあげてみよう

愛犬にブルーベリーを与える場合、下記のような注意点があることを覚えておいてください。

  • ブルーベリーを与えすぎるのは絶対に避けるべき
  • ジャムやジュースなど人間用に加工されたものは与えない
  • 冷凍のブルーベリーは解凍して潰したものを与える
  • アレルギー症状が起きる可能性を考慮して1粒ずつ与える
  • 腎臓病や腎不全などの腎臓に問題がある犬には控えるべき

「ブルーベリーを食べた犬に中毒症状がみられた」という報告もあることから、愛犬にブルーベリーを与える場合には飼い主の判断が大切です。万が一、体調などに変化が出てしまったことも想定しつつ、ブルーベリーを与えるようにしてみてください。

ブルーベリーを与えすぎるのは絶対に避けるべき

ほかの食べ物にも言えることではありますが、愛犬にブルーベリーを与える際には量に気をつけるようにしてください。

ブルーベリーに含まれる不溶性食物繊維は、摂取しすぎると便が固く大きくなります。便秘予防に期待できるのがブルーベリーの効果ではありますが、過剰に摂取してしまうと逆に便が出にくくなってしまうおそれがあるのです。

また、ブルーベリーは糖分も豊富に含む食べ物です。愛犬に与えすぎてしまうと、肥満や糖尿病につながりかねません。

愛犬にブルーベリーを与える場合、与えすぎに注意をしつつ、あくまでおやつ程度にあげるのがよいでしょう。

ジャムやジュースなど人間用に加工されたものは与えない

犬用に加工された商品は除きますが、人間用に加工されたものは、愛犬に与えないようにしてください。

人間用に加工されたものには、砂糖などの糖分が加えてあるのが一般的です。そのような加工品は人間向けのものであるため、犬にとっては糖分が多すぎると考えられます。

糖分の過剰摂取は、肥満や糖尿病の原因にもなりえるため、愛犬に人間用に加工されたブルーベリーのジャムやジュースなどを与えるのは避けるようにしてください。

冷凍のブルーベリーは解凍して潰したものを与える

市販のブルーベリーには、冷凍のものもあります。また、食べきれなかった分は冷凍してブルーベリーを保存するかもしれません。

冷凍のままブルーベリーを愛犬に与えると、下痢をしてしまう原因にもなりえます。ほかにも、噛み砕けずにそのままブルーベリーを飲み込んでしまうと、消化不良を起こしてしまう可能性もあります。

そのため、冷凍のブルーベリーは、愛犬に与える前に解凍しておくようにしましょう。そのうえで、愛犬が食べやすくなるように、一粒一粒潰してあげるのがおすすめです。

アレルギー症状が起きる可能性を考慮して1粒ずつ与える

人間と同様に、犬もアレルギー症状が出ることがあります。そして、アレルギーを引き起こす主な原因は、食べ物に含まれる「タンパク質」であると言われています。

100gあたり約0.2gと少量ではありますが、ブルーベリーにもタンパク質は含まれているため、下痢、嘔吐、痒みといったアレルギー反応が出てしまう可能性も0ではありません。

初めて愛犬にブルーベリーを与える場合、まずは1粒与えてみて、アレルギー症状が出ていないかを確かめることも大切です。

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腎臓病や腎不全などの腎臓に問題がある犬には控えるべき

愛犬が腎臓病や腎不全を抱えている場合、ブルーベリーを与えるのは控えるのが無難です。ブルーベリーに含まれるカリウムは腎臓に負担をかけるおそれがあるため、問題がある場合には可能な限り避けるべきだからです。

ブルーベリーには、生の状態で100gあたり約70gのカリウムが含まれています。他の果物よりかは比較的少ない数値ではありますが、腎臓に問題がある場合にはカリウムの摂取量が制限されるのが一般的であるため、基本的には避けるべき食べ物と言えるでしょう。

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愛犬にブルーベリーの中毒やアレルギーの症状がみられたときは動物病院で診てもらう

ブルーベリーを与えることで、愛犬に中毒症状がみられる可能性は0とはいえません。また、場合によってはアレルギー症状がみられるおそれもあります。

万が一、愛犬にブルーベリーの中毒やアレルギーの症状がみられた場合には、すぐさま動物病院で診てもらうようにしましょう。具体的には、下記のような症状が挙げられます。

中毒症状・嘔吐や下痢
・食欲不振
・お腹を痛がる
・尿量の増加
・脱水
アレルギー症状・かゆみや赤みといった皮膚に出る症状
・下痢や嘔吐
・お腹のはりや鳴り

なお、当社は「ソラーレどうぶつ診療所」を運営しており、アレルギー症状などの診察も行っております。万が一、愛犬に上記のような症状が見られた際には足を運んでみてください。

まとめ

社会一般的な考えからすれば、「犬にブルーベリーを与えても問題ない」といえます。しかし、少数ではありますが反対意見もあるため、犬にとってブルーベリーは絶対に安全な食べ物とは言い切れません。

とはいえ、健康をサポートする栄養素が豊富であり、実際に与えている飼い主も多く存在することから、愛犬の様子を見つつおやつ程度に与えるのであれば、ブルーベリーを与えても基本的には大丈夫といえるでしょう。

ただし、愛犬にブルーベリーを与える際には、「人間用の加工品は避けるべき」「冷凍品なら解凍するべき」といった注意点があります。とくに、腎臓に問題がある犬の場合には、カリウムが含まれるブルーベリーは避けるのが無難です。

愛犬にブルーベリーを与える場合、注意点を踏まえつつ、愛犬に変わった様子がないかを気にすることが大切です。万が一、中毒やアレルギーの症状がみられた際には、動物病院で診てもらうようにしてみてください。

執筆者

ソラーレどうぶつ診療所(株式会社 食環境衛生研究所運営)の院長・獣医師
経歴:2015年3月 北里大学獣医学部獣医学科卒業
   2015年4月 株式会社食環境衛生研究所入社
所属学会:日本獣医画像診断学会
     日本獣医輸血研究会

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