モグワンドッグフードに添加物は使われている?ペットフード調査会社の成分検査結果やおすすめできるケースを紹介

モグワンと体験者の愛犬ミントの写真

愛犬には安心で安全なドッグフードをあげたいと考えることでしょう。愛犬にモグワンをあげることを検討している場合、「モグワンには添加物は入っているのか」と考えている人もいると思います。

結論から言うと、モグワンには法令で上限値が定められているような犬にとって危険がある添加物は使用されていません。

実際に、モグワンに使用されている原材料一覧をみても、危険性がある添加物は記載されていません。また、当サイトを運営している「株式会社 食環境衛星研究所」にて、モグワンに含まれる成分を検査したところ、危険性がある添加物(※)は検出されませんでした。

※「ドッグフードに使われやすい危険性がある添加物とは?」の見出しで解説します。

ただし、健康サポートを目的としたビタミンやミネラルは添加物としてモグワンに使用されています。添加物と聞くと「危険なのでは」と思うかもしれませんが、すべての添加物が危険というわけではなく、むしろ犬の健康維持を目的とした添加物もあります。

そのため、添加物が入っているドッグフードが危険なのではなく、危険性がある添加物が入っているドッグフードは避けるべきと考えるのが大切です。

モグワンは添加物としてビタミンやミネラルが使用されていますが、それらは法令で制限されているような危険性がある添加物ではありません。そのため、使用されている添加物に対してであれば、モグワンは危険性が低く安心にあげられるドッグフードとしておすすめできます。

当記事では、モグワンには危険な添加物が使われているかどうか、原材料一覧や成分検査の結果を根拠にして解説していきます。また、モグワンの特徴やおすすめできないケースについても紹介していくため、モグワンを検討している場合にはぜひ参考にしてみてください。

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※記事に掲載されている情報は、株式会社食環境衛生研究所(当社)で実際に検査した時点の情報(記事制作ポリシー当サイトの評価基準)・または商品の価格・成分などの検査結果・詳細は、当社が独自にリサーチした時点(2024年12月22日)の情報、掲載価格の変動や登録ミスまたは、商品のリニューアルにより情報が変わる可能性があります。

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目次

モグワンドックフードには危険性がある添加物は使われている?研究所での成分検査の結果も含めて紹介

結論から述べれば、モグワンには犬にとって危険な添加物は使われていません。その根拠の1つとして、モグワンの原材料にそのような添加物が記載されていないことが挙げられます。

モグワンの公式サイトには、原材料名が下記のように公表されています。

引用元:モグワン公式サイト

危険性があるとされている添加物については「ドッグフードに使われやすい危険性がある添加物とは?」の見出しで解説しますが、モグワンに使用されている原材料名にそのような危険性がある添加物は記載されていませんでした。

なお、日本国内でペットフードを製造・販売するうえで遵守しなければならない「ペットフード安全法」では、製造において使用した添加物は記載が必須ですが、原材料に含まれている添加物については任意表示でも問題ないとされています。

ペットフードの製造に使用した添加物を記載しますが、原材料に含まれる添加物の表示までは義務付けていませんので、任意表示となります。

引用元:環境省「ペットフード安全法に関するQ&A

これを踏まえれば、モグワンを製造する際に危険性がある添加物は使われていなくても、原材料であるチキンやサーモンなどに添加物が使用されていないとは限らないといえます。

原材料名の記載だけでは断言できないと考え、モグワンの原材料にも危険性がある添加物が使われていないかを確かめるために、当サイトの運営元である「株式会社 食環境衛星研究所」にて添加物検査を行いました。

具体的には「PF「添加物」成分規格検査セット」にて、ペットフード安全法で使用基準値がある添加物の含有量を検査したところ、モグワンから危険性があるとされている添加物は検出されませんでした。

これらを踏まえれば、モグワンには愛犬の健康に悪影響がある添加物は使用されていないといえ、安全なドッグフードを探している場合にもおすすめできるフードといえます。

モグワンドックフードは添加物が入っていないわけではない!ただし愛犬の健康をサポートのための成分が使われている

「モグワンに危険性がある添加物は使用されていない」と説明しましたが、添加物がモグワンに使われていないわけではありません。モグワンの原材料名にも記載されているように、愛犬の健康をサポートするための添加物はいくつか使用されています。

モグワンの原材料一覧からいえば、赤で囲っているものが使用されている添加物です。

引用元:モグワン公式サイト

ミネラルやビタミンは、人間の飲食物にも使用される添加物です。モグワンにも添加物としてミネラルやビタミンが使われていますが、これらは愛犬が生きるうえで必須の成分です。

ドッグフードを製造する過程では加熱処理が行われ、その際に壊れてしまう栄養成分もあります。それによって犬の健康維持をサポートする成分が損なわれないようにするためにも、モグワンにはミネラルやビタミンといった成分が使用されているのです。

そのため、添加物が使われているからといって、愛犬に与えるのは危険と一概に言うことはできません。むしろ、危険なものは使わずに健康サポートをするための添加物だけが使われているモグワンであれば、愛犬の健康に悪影響を与えるリスクが低いとも言えるでしょう。

なお、モグワンで使用されている添加物の一覧については下記のとおりです。

添加物概要
亜鉛体内に微量に存在する「微量ミネラル」の1種。酵素を構成する働きがあり、魚介類や赤身肉などに含まれている。
体内に微量に存在する「微量ミネラル」の1種。酸素の運搬やヘモグロビンの構成といった働きがあり、レバーなどに含まれている。
マンガン体内に微量に存在する「微量ミネラル」の1種。酵素を構成する働きがあり、穀類や豆類などに含まれている。
ヨウ素体内に微量に存在する「微量ミネラル」の1種。甲状腺ホルモンを構成する働きがあり、魚や牛肉などに含まれている。
ビタミンA脂溶性ビタミンの1種。視覚・皮膚・粘膜の健康や骨の発育などの働きがあり、卵黄やレバーといった動物性食品に含まれている。
ビタミンD3脂溶性ビタミンの1種。骨の成長や維持の働きがあり、肉や魚といった動物性食品に含まれている。
ビタミンE脂溶性ビタミンの1種。主に抗酸化作用の働きがあり植物油などに含まれている。

モグワンの保存料も天然成分の「ミックストコフェロール」が使われている

ドッグフードのように、動物性タンパク質が使われているフードは油分が豊富であり、開封後は脂質の酸化が進んでしまいます。

酸化が進むと栄養素が壊れたり、風味が悪くなり食いつきが悪くなったりしてしまうため、ドッグフードによっては酸化を抑えるために保存料の添加物として「酸化防止剤」が使われています。

そして、酸化防止剤の種類には、犬にとって危険性があるとされているものもあります。この背景から、「添加物が入っていないドッグフードは安全」と言われることがあるのだと考えられます。

その点、モグワンは酸化防止剤も保存料添加物として使用されていますが、それは植物性油脂から精製できる天然成分の「ミックストコフェロール(ビタミンE)」というものです。これは、犬の健康に悪影響があるとされている酸化防止剤ではなく、人間の飲食物にも使用される成分です。

危険性がある成分とは言えないため、保存料として使用されている添加物の観点からも、モグワンは犬にあげても安心なドッグフードといえるでしょう。

ただし、ミックストコフェロール(ビタミンE)には危険性がないとはいえ、人工の酸化防止剤よりも酸化を防ぐ効果が弱い成分です。

酸化が進みやすいドッグフードとも言えるため、モグワンを愛犬に与える場合には密閉容器で保存したうえで、1か月程度で食べ切るようにするのがよいでしょう。

ドッグフードに使われやすい危険性がある添加物とは?

ドッグフードに使われる添加物には犬にとって危険性があるとされている添加物もあります。このような添加物は、「見た目を安定させて飼い主が愛犬に与えやすくするため」「長期間保存できるようにするため」といった目的で使用されます。

このような目的があることから「人工の添加物は絶対に避けるべき」とは言えませんが、愛犬には安全なドッグフードを与えたいのであれば気をつけておきたいものです。

犬にとって危険性があるとされている添加物の例には、下記が挙げられます。

添加物概要
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)酸化防止剤として使用される化学的に合成された添加物。
ペットフード安全法で基準値の範囲であれば使用が許可されているが、過去に使用が問題視された背景がある。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
赤色3号・赤色40号・赤色102号・赤色105号着色料として使用される合成の添加物。
アレルギー性や発がん性などの原因になることが問題視されている。
青色2号

なお、上記の添加物はモグワンに使用されていません。そのため、「愛犬には危険性がある添加物が使用されていないドッグフードを与えたい」といった場合、モグワンを検討してみるのもよいでしょう。

モグワンドックフードには愛犬にあげるメリットがさまざまある

ここまではモグワンの添加物について説明してきましたが、危険性がある添加物が使用されていないこと以外にもモグワンには特徴があります。モグワンの特徴をまとめましたので、購入を検討している場合には参考にしてみてください。

  • 動物性タンパク源が56%使われていて食いつきの良さに期待できる
  • ヒューマングレードで新鮮な食材が使われていて健康サポートに期待できる
  • グレインフリーであるため穀物アレルギーの愛犬も食べられる

ここからは、モグワンの特徴についてそれぞれ詳しく解説していきます。

動物性タンパク源が56%使われていて食いつきの良さに期待できる

モグワンの特徴の1つには、動物性タンパク質が豊富であることが挙げられます。

モグワンは主原料として動物性タンパク質のチキンとサーモンが使われており、原材料全体の56.5%の割合を占めています。

引用元:モグワン公式サイト

一般的にチキンは犬に好まれやすい原材料とされており、また、タンパク質が豊富なフードであれば食いつきの良さにも期待できると言われています。これらのことから、原材料の約56%がチキンとサーモンのモグワンは、愛犬の食いつきのよさに期待できると言えます。

また、モグワンの成分表記にはタンパク質が27%以上と記載されています。

米国飼料検査官協会が定めているペットフードの総合栄養食の成分基準(AAFCO基準)ではタンパク質の成分基準が定められており、子犬の場合は22.5以上、成犬の場合は18.0以上とされています。

どちらの基準よりも高い数値であることから、含まれているタンパク質の面からもモグワンは子犬や成犬におすすめできるドッグフードです。

ヒューマングレードで新鮮な食材が使われていて健康サポートに期待できる

モグワンに使われている肉や魚は、人間用の食材も扱う工場から仕入れているヒューマングレードの食材です。「愛情を込めた手作りごはんのレシピから生まれたフード」と公言されているように、モグワンは品質にこだわって製造されています。

また、タンパク質が豊富なだけでなく、さつまいもやかぼちゃといった栄養が豊富な野菜・果物が配合されているのもモグワンのポイントです。「より安心なドッグフードを愛犬にあげたい」という場合にモグワンはおすすめのドッグフードともいえるでしょう。

グレインフリーであるため穀物アレルギーの愛犬も食べられる

人間と同様に、犬の体質によっては食べ物が原因でアレルギー症状がみられることがあります。犬の場合、アレルゲンになりやすい食べ物として穀物が挙げられますが、モグワンは穀物を一切使用していない「グレインフリー」のドッグフードです。

そのため、「愛犬に穀物のアレルギー症状がみられる」「アレルゲンを特定できておらず、アレルギー対策のドッグフードを探している」といった場合にもモグワンは向いていると言えるでしょう。

モグワンをおすすめできない犬もいるため注意しよう

モグワンは全年齢を対象にしたドッグフードであり、栄養バランスも考慮されたドッグフードです。食いつきの改善やアレルギー対策などにも期待できますが、すべての犬におすすめといえるわけではありません。

むしろ愛犬の体質によってはモグワンをおすすめできないこともあるため注意が必要です。モグワンをおすすめできないケースについては、下記が挙げられます。

  • 肝臓に問題がありタンパク質の制限が必要な犬
  • 腎臓病などの腎臓に問題がある犬

ここからは、モグワンをおすすめできない犬についてそれぞれ解説していきます。

肝臓に問題がありタンパク質の制限が必要な犬

「肝臓病と診断された」「肝臓の検査の結果が良くなかった」など、愛犬の肝臓に問題がある場合、モグワンをおすすめすることはできません。

肝臓ではタンパク質によるアンモニアの解毒や、エネルギーに変わるまでの脂質の蓄えなどが行われます。肝臓に問題がある場合、これらがうまく働かず、逆にタンパク質や脂質の摂取によって肝臓に悪影響を及ぼすリスクがあるのです。

そして、モグワンはタンパク質や脂質が豊富なドッグフードです。肝臓に悪影響を及ぼす可能性があるため、肝臓に問題がある場合にはモグワンはおすすめできないといえます。

なお、肝臓に問題があるからといって、単純にタンパク質や脂質を抑えればいいというわけではありません。かかりつけの獣医師からタンパク質や脂質の制限をされている場合に抑えるべきであって、愛犬の肝臓の状態によっては逆にタンパク質の摂取が推奨されることもあります。

「肝臓に問題がある犬にはモグワンが向かない」とは言い切れないため、まずはかかりつけの獣医師に相談をしたうえで、どのようなドッグフードを選ぶべきかを決めるようにしてみてください。

腎臓病などの腎臓に問題がある犬

愛犬が腎臓病を患っている場合、モグワンはおすすめできません。腎臓病を患っている犬には、基本的にタンパク質の制限が推奨されているためです。

モグワンはタンパク質が豊富なドッグフードであるため、与えた場合には腎臓に負担をかけてしまい腎臓病が悪化してしまうリスクもあります。

なお、腎臓病を患っている犬には、タンパク質が20%以下に抑えられているドッグフードが理想とされています。モグワンはタンパク質が27%以上であるため、この点からも腎臓病を患っている犬にはおすすめできません。

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まとめ

モグワンには危険な添加物が使われていません。モグワンの原材料一覧にもそのような添加物が記載されていないうえに、実際に当サイトを運営する研究所での検査結果からも危険な添加物は検出されませんでした。

とはいえ、添加物が一切使われていないわけではなく、ビタミンやミネラルのような犬の健康維持に必要な栄養素を補完する目的の添加物は使われています。

そのため、愛犬にあげるドッグフードを探している場合、「添加物が使われているから危険」のように考えず、「愛犬に危険性がある添加物が使用されていないか」と考えて探すのが得策です。

また、モグワンには「動物性タンパク源が56%使われている」「肉や魚がグレインフリーである」といった特徴もあり、多くの犬におすすめできるドッグフードです。

腎臓病や肝臓病などの病気を患っている場合は除きますが、「安心かつ安全なドッグフードを食べさせたい」という場合、モグワンを検討してみるのもよいでしょう。

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