クラミジアと淋病の違いは何?症状から治療方法まで徹底解説

クラミジアと淋病の違いは何?

淋病とクラミジアは原因となる細菌は異なるのですが、症状に大きな差はないため、自分で違いを見分けることは困難です。

感染の有無を確かめたい場合は、しっかりと検査を受けることをおすすめします。

株式会社食環境衛生研究所では、自分で検体を採取して郵送することで検査ができる淋菌・クラミジア検査キットがあるので、病院に行く時間がなかったり、病院に行くことに抵抗がある場合は、まずは郵送検査キットで検査をしてみてもよいでしょう。

このコラムでは、見分けにくいクラミジアと淋病の症状の違いや、治療方法、予防法に関して詳しく解説します。

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目次

男女別のクラミジア・淋病の症状の違い

クラミジアと淋病の症状は非常に似ており、大きな違いはないと考えられています。

また、クラミジアと淋病は重複して感染することも多く、その場合は淋病の症状が強く出ることが多いため、クラミジアの症状がわかりにくくなってしまうことがあるようです。

どちらの性病も目や喉、尿道、子宮等に現れるため、感染する機会に心当たりがあり、いつもとは違う症状が出ている場合は性病検査を受けてみるのがよいでしょう。

ここでは、男女で違うクラミジア・淋病の症状の違いについて詳しく解説します。

男性の場合

【男性のクラミジア・淋病で出る症状と潜伏期間の表】

クラミジア 淋病
初期症状 自覚症状は
感じられないことがほとんど
膿のような分泌物が確認できるようになり、排尿時に痛みを感じる
主な症状 排尿時に痛みや違和感を覚える

尿道から透明や白の膿が確認できる

排尿時に痛みや違和感を覚える

尿道から黄緑のような色の膿が確認できる

潜伏期間 1〜4週間程度 2〜7日程度

※症状や潜伏期間には個人差があります

クラミジア淋病 男

男性の場合は、淋病の方がクラミジアと比べて症状が強く出ることが多いようです。
重複して感染した場合は、淋病の方が症状が強く出てしまうため、クラミジアの感染に気がつかないこともあるようなので、心当たりがある場合は、すぐに検査を受けましょう。

また、排尿時の痛みや違和感を「膀胱炎」と勘違いして放っておいてしまう人も少なくないようです
例え、膀胱炎だったとしても、身体の異常を放置しては、健康を損なうきっかけになってしまいます。

クラミジアも淋病も、基本的には症状を見ただけで感染の有無や感染箇所をはっきりと判断するのは難しいため、何か違和感を感じていて、以前の行為に心当たりがある場合は、すぐに医療機関等で相談するようにしましょう。

女性の場合

【女性のクラミジア・淋病で出る症状と潜伏期間の表】

クラミジア 淋病
初期症状 自覚症状は
感じられないことがほとんど
自覚症状を感じられないか、

おりものが増えたり、不正出血がおこる人もいる

主な症状 排尿時に痛みや違和感を覚える

おりものが増えたり、見た目やニオイが通常のものと変わっているように感じる

排尿時に痛みや違和感を覚える

おりものが増えたり、見た目やニオイが通常のものと変わっているように感じる

潜伏期間 1〜4週間程度 2〜7日程度

※症状や潜伏期間には個人差があります

クラミジア淋病 女

女性のクラミジア・淋病で出る症状は男性以上に見分けがつかないことがほとんどです。

また、そもそも自覚症状が出にくかったり、膀胱炎に非常に似た症状が出るため、自分では感染の有無の判断はしにくいでしょう。

女性の場合も、少しでも違和感をおぼえたり、以前の行為に心あたりがあるのであれば、すぐに医療機関にて相談して検査を受けるのがおすすめです。

関連記事:女性のクラミジアの症状について解説!放置は危険です

クラミジア・淋病の潜伏期間の違い

個人差はありますが、クラミジアの潜伏期間は1〜4週間程度、淋病の潜伏期間は2〜7日程度だと言われています。

菌・病原体によって成長スピードに差があるため、潜伏期間にも違いが生まれています。

淋病はクラミジアに比べて菌の成長が早いため、潜伏期間も短くなることが多いようです。

クラミジア・淋病の検査の違い

淋病とクラミジアの検査の方法は、特に大きな違いはありません。

男女では、検体の採取方法が異なります。
多くの場合、女性は膣分泌液、男性は尿を検体として採取し、検査を行います。

クラミジアと淋病の症状は非常に似ているため、併発することも少なくないため、検査をする場合は、両方の性病の検査を同時に行うことを推奨します。

実際に、株式会社食環境衛生研究所で提供している検査キットもクラミジアと淋病を同時に検査できるものです。

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クラミジア・淋病の感染原因

クラミジアも淋病も、基本的には性交・性行為が感染の原因です。

淋病の場合は「淋菌」と呼ばれる菌が、クラミジアの場合は「クラミジア・トラコマチス」という病原体が、性器や喉、目などの粘膜との接触により、感染してしまいます。

「どの感染経路でどれくらいの確率で感染してしまうの?」という疑問がある方は少なくありませんが、性病は潜伏期間は出てくる症状に個人差があり、感染した時の特定も難しいので、具体的なデータを提示することが難しいのが現状です。

クラミジア・淋病の治療の違い

クラミジアと淋病では、原因となる菌・病原体が違うため、治療方法は以下のように異なります。

淋病 クラミジア
治療方法 抗生剤の注射・点滴 抗生剤の内服
治療期間 1週間程度 2週間程度

※治療効果・治療期間には個人差があります。

淋病の治療は、基本的に抗生剤の注射・点滴で行われます。
1回の治療で淋病が治るかどうかは、個人差が大きいポイントなので、医師の指示に従いながら治療を受けましょう。
1回治療をしたら、1週間程度たったら再検査を行い、治療を継続するかどうかを決めていくことがほとんどです。

クラミジアの治療は、抗生剤の内服であることがほとんどです。
こちらも、抗生剤を飲んですぐにクラミジアが治るとは限りません。
医師の指示に従った適切な内服をした上で、再検査を行い、治療を継続するかどうかを決めていくことがほとんどです。

また、淋病とクラミジアが併発していた場合は、それぞれの治療を同時に行うことができます。
治療の効果の出やすさや治療期間については、個人差が大きいので、医師と相談しながら適切な治療を受けるようにしましょう。

クラミジア・淋病の予防法

クラミジア・淋病予防法

クラミジア・淋病は、基本的には性交・性交渉が原因となる感染症です。

性行為を行う際に直接粘膜を接触させることが、最も大きな原因となるでしょう。

そのため、性行為(オーラルセックスの場合も含む)を行う際は、必ずコンドームを着用することで、感染のリスクを大きく下げることができます。

また、不特定多数の相手と性交渉をしない、または不特定多数の相手と性交渉をしている相手と性交渉をしないという選択もクラミジア・淋病の予防に役立つでしょう。

クラミジアと淋病が併発する可能性は決して低くない

クラミジアと淋病が併発する可能性は低くありません。

淋病またはクラミジアの診断を受けて、治療を行っているのに、なかなか治らない…という場合は、併発している可能性も考えられるため、医師に相談することをおすすめします。

特に、女性はクラミジア・淋病共に自覚症状を感じにくいので、少しでも心当たりや違和感がある場合はすぐに検査を受けるのがよいでしょう。

また、男性はクラミジアに比べて淋病の症状の方を自覚しやすいため、併発していることを見逃すリスクが大きいと言えます。

併発している病気を見逃さないためにも、男女問わず、検査を受ける際は、クラミジア・淋病共に同時に検査しておくのがおすすめです。

まとめ

クラミジアと淋病の症状には、男女別でそれぞれ以下のような違いがあります。

【男性のクラミジア・淋病で出る症状と潜伏期間の表】

クラミジア 淋病
初期にみられることが多い症状 自覚症状は
感じられないことがほとんど
膿のような分泌物が確認できるようになり、排尿時に痛みを感じる
主にみられることが
多い症状
排尿時に痛みや違和感を覚える

尿道から透明や白の膿が確認できる

排尿時に痛みや違和感を覚える

尿道から黄緑のような色の膿が確認できる

潜伏期間 1〜4週間程度 2〜7日程度

※症状や潜伏期間には個人差があります

【女性のクラミジア・淋病で出る症状と潜伏期間の表】

クラミジア 淋病
初期にみられることが多い症状 自覚症状は
感じられないことがほとんど
自覚症状を感じられないか、

おりものが増えたり、不正出血が怒る人もいる

主にみられることが
多い症状
排尿時に痛みや違和感を覚える

おりものが増えたり、見た目やニオイが通常のものと変わっているように感じる

排尿時に痛みや違和感を覚える

おりものが増えたり、見た目やニオイが通常のものと変わっているように感じる

潜伏期間 1〜4週間程度 2〜7日程度

※症状や潜伏期間には個人差があります

淋病とクラミジアは原因となる細菌は異なるのですが、症状に大きな差はないため、自分で違いを見分けることは困難です。

特に、女性はどちらの病気も自覚症状を感じにくく、何かしらの症状を感じたとしても、膀胱炎だと勘違いしてしまい、放置してしまうことも。

男性の場合も、淋病の方がクラミジアと比較したときに自覚症状を感じやすいため、クラミジアとの併発を見逃してしまうリスクが考えられます。

少しでも、身体に違和感があったり、以前の性行為での心当たりがある場合は、すぐに検査を行い、適切な治療を受けるようにしましょう。

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この記事を書いた人

臨床検査技師
所属学会
・日本臨床衛生検査技師会
・日本性感染症学会

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