「 頭の悪くなる元素 ― 鉛(なまり)― ②」

その① →  鉛の害

前回は「鉛の害について」でしたが、
今回は鉛汚染の問題についてお話します。
正直な話、人の手が入っている土地で、
鉛汚染が全く存在しない場所はありません。
鉛って、知らないだけで、以外と身近な元素なのです。

しかしなぜあまり問題とならないかというと、
鉛汚染の人体への影響がすぐに現れるわけではないからです。
鉛摂取のほとんどが空気飛散や食べ物など口からの摂取で、少量であれば何ら問題ないのですが数年~数十年かけて少しずつ体内に蓄積していきます。比較的代謝が活発な成人でも、一度体の組織内に取り込まれた鉛は体外に代謝するまでが平均5年かかるという文献もあり、知らず知らずのうちに汚染されているということもしばしばあるようです。

さらにやっかいなことに、
鉛をはじめとする重金属類は分解して無くなったりしません。
一度汚染された土地は、客土でもしない限り、100年経っても汚染土壌です。
つまり、一度土壌が汚染されたら最後、
来世に負の遺産を残すことになります。

畑の鉛汚染が心配なそこのあなた!!
土壌を直接調べるのも1つの手段ですが、鉛が濃縮されやすいといわれる「トウモロコシ」「ヒマワリ」を育てて分析するのがもっと賢いやり方です。

食品の分析は是非食環境衛生研究所へ☆

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