ウシの臨床試験

今回は食環研で行っている臨床試験について紹介します。
食環研では、社内の飼育施設で行う動物試験(マウスなどのげっ歯類から鶏・豚・などの家畜まで)や外部農場で行う野外臨床試験の両方を実施しています。

それでは、まず社内の飼育施設の紹介です。

飼育室内の状況はこんな感じです。ちなみに今飼育しているはホルスタイン種のオスです。
飼育環境としては、海外の動物福祉基準にも適合するように飼育スペースや照明、空調管理などを設定しています。
今後は残留試験などのGLP試験も実施する予定です。

次は、野外臨床試験の紹介です。

飼育環境はこんな感じです。写真の牛は、ホルスタイン種のメスと黒毛和種のオスをかけ合せたF1で、現在は体重500kg以上あります。
このように実際に農家で飼育されている家畜を用いて治療薬やワクチンなどの臨床試験を行っています。現在行っている試験では約90頭のに対して定期的に採血や体重測定、臨床観察を行っていて、試験を始めた頃は注意していても保定の際によく足を踏まれたものでした。でも、インターネットで牛に踏まれても大丈夫そうな長靴を探していたところ、足甲を守るこんなブーツを発見しました。このブーツを履いていれば、500kg以上のに足を踏まれても平気です。要事の際はオススメです。

食環研ではこのような臨床試験以外にも様々な動物種の試験を受託していますので、お気軽にお問合わせください。また、動物試験に関わる仕事にご興味をお持ちの方もぜひ食環研のホームページをご覧頂けたら幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です