最近の朝日新聞に興味深い記事が載っていた。「原発と自治体とカネ」というテーマで3人の原発自治体首長が意見を述べていた。私の事業部でも放射能の影響でほうれん草が一時期出荷停止になり、解除されても風評で被害を受けたので経済的な観点から原発問題を注視していたが、放射能のテーマはタブーと思っていたので驚いたのと同時に各首長の率直な言い分にある種の感銘をおぼえた。ハイリスクを背負ってでも麻薬と化した財源を享受しつづける首長は今回のような事故が起きても同じ事が言えるのか。実際には原発マネーの入らない地域にも放射能被害がおよぶわけだから自らの自治体の財源や雇用を最優先にした議論は正当性を欠く。
byアグリ