分析センター機器紹介

分析センター機器紹介 第4弾 GC/MS/MS 通称トーマスです。

三年半前に分析センターにやってきたトーマス、はじめは仲良くなれないと思ったけれど、今ではとても信頼できて尊敬している分析機器です。

彼のすごいところはなんと言っても感度。とても低い濃度まで検出することができます。物質によってはpptなんていう濃度でも検出することができます。これまでの機器紹介でも何度かでてきたpptという単位、分かりやすく言うとどんなものかと言うと・・・

1pptは
長さでいうと地球を24周(約100万㎞)のうちの1㎜
時間でいうと32,000年間のうちの1秒
容量でいうと縦50m、横20m、深さ1mのプール1000個中の1mlの水

!!!すごいですよね。書きながらあまりのすごさに興奮してしまいました。

そして、分析センターの仕事はこのような極微量の化学物質を大量の脂肪やたんぱく質、色素などに埋もれた中から検出し、どのくらい入っているかまで調べなければなりません。正しい測定と分析機器のためには、機械に入れる前に目的物質以外の邪魔者を取り除く操作が重要で、ここは分析する人に頼らざるを得ません。また、分析機器を正常な状態に保つためには、機械の声に耳を傾けて、適したお手入れをしてあげることも大切です。

このように分析センターでは機械と分析する人が力を合わせて、正しい測定ができるように日々頑張っています。

たかはし その2

放射性物質分析食品検査残留農薬残留抗生物質
株式会社 食環境衛生研究所

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