お久しぶりです、Analystです。
試験勉強のためしばしお休みを頂いておりましたが、
(色々な意味で)終わりましたので、
また、不定期に記事を書かせていただきます。
もう少し前になってしまいますが、
群馬大学の高橋久仁子教授という、
私の尊敬する先生の授業を受講できる機会があり、
とても良い話を聞くことができました。
今回は、先生の持論である「フードファディズム」という考えについて
簡単ではありますが、説明させていただきたいと思います。
「フードファディズム」とは、食品が健康や病気に与える影響を
誇大に評価したり、信奉することであり、
これを食べたら健康になるとか、これは体に悪いから食べてはいけない
というような、科学的根拠に乏しい情報に振り回され、
食品に関する、間違った情報の流布、口コミ、爆発的なブームが蔓延する・・・
そういった風潮は最悪の場合、健康被害に転じる可能性もあります。
「適切に食べる」という健康維持に最も大事な事を
見失ってしまうような状態に、警鐘を鳴らすのか先生の考えです。
ちょっと難しい考えですが、視点を変えて考えてみると、
近年あった○○食ブームってどれくらい思い浮かびます?
納豆、バナナ、にがり、ココア、トウガラシ、杜仲茶・・・
過去には紅茶キノコなんてのも流行したらしいですね。
今考えると、上記の物って本当に
健康増進やダイエットに効果があったのでしょうか?
現在も続けている人がいない所見ると、
情報に踊らされていたのでは?という考えが自然です。
私も先生のように、科学的根拠に基づいた論理展開で
間違った食品情報を「これはこういう理由で嘘だ」と
断言できるような化学者になりたいです。
まだまだ未熟ではありますが、食品に関する疑問質問等ありましたら、
一所懸命に調査し、何らかの考察を発表したいと思いますので、
お気軽にAnalystまでご連絡下さい。
( Analyst 21 )