カップルで「性病」について話し合ったことはありますか?
彼氏や彼女などカップルで早期に性病検査を受けることは、パートナーと安心して交際するために非常に重要です。
性病検査を受ける場合は、特に付き合い始めや結婚前、妊活前を推奨しています。
カップルのどちらかが性病に感染した状態で、性行為をするとパートナーにも病気を感染させてしまう可能性があります。また、女性が性病に感染したまま妊娠すると、母子感染により胎児や新生児にも影響が及ぶ可能性があります。
カップルで性病に感染しているにも関わらず片方だけが治療・完治し、その後、感染したままのパートナーと性行為をすることにより、再度感染を繰り返すことがあります。
これらのことから、カップルで検査を受けることが推奨されます。
カップルで検査を受けることとされています。
性病検査は病院で行えるほか、自宅で検査キットを用いて行う方法もあります。
食環境衛生研究所では、自宅で検査が可能な性病検査キットをご用意しております。
どの検査項目を検査するか迷われる方には、「性病4項目検査キット」を推奨します。
4項目セットでは、梅毒・エイズ/HIV・淋菌・クラミジアの検査が可能です。
また、一度の検査で問題なかったからといって安心せず、もしもの場合も考えて定期的にカップルで検査を行うようにしましょう。
こちらのコラムでは、カップルで性病検査を受ける必要性、どのように検査を受けるか等についてご紹介します。
彼氏や彼女など カップルで早期の性病検査を
「性病検査を受けよう」とパートナーに伝えることに抵抗を感じる方も多いのではないかと思います。
しかし、性病は感染していても無症状で自覚症状がないことも多く、気付かないうちにパートナーに感染をさせてしまう可能性があります。さらに、感染の発覚が遅れ、治療が遅れてしまうと重大な疾患・合併症につながる危険性があり、特に接触の多いカップルの検査は重要となります。

付き合い始め・結婚前の性病検査が安心
カップルのどちらかが性病に感染している場合、性行為によって相手にも病気を感染させてしまいます。
付き合い始めや結婚前に、2人揃って検査を受けることで、お互いの安心につながります。
また、付き合い始めや結婚前にお互いに性病に感染していないことが確認できても、パートナーが浮気をし、他の人と性行為をおこなっている可能性もあります。
浮気などを疑いたくはないかもしれませんが、万が一もありますので、心配がある場合にはコンドームを使用し、性行為による感染のリスクを下げるようにしましょう。
妊娠を望む場合にも検査を
女性が妊娠を望む場合には、妊活を始める前に旦那さんと一緒に性病検査をおこなうことが重要です。
女性が性病に感染している状態で妊娠をした場合、母子感染により胎児や新生児にも影響が及ぶリスクがあります。
例えば、母親がクラミジア感染症や淋菌感染症にかかっている場合は、無治療のまま出産すると赤ちゃんが結膜炎や肺炎になることがあります。
また、妊娠後に性病への感染が判明した場合には、胎児に薬剤が与えるリスクを考えて治療をしなければいけません。妊娠中は使用できない薬剤も多く、薬剤の選定や投与の時期が制限されることもあるため、夫婦揃っての妊娠前の検査・治療が大切です。
感染を繰り返す「ピンポン感染」に要注意
カップルのどちらかが性病に感染していることが判明した場合、パートナーも感染している可能性が高いです。
片方だけが治療を行い完治しても、治療をしていないパートナーとの性行為により再び感染してしまうことがあります。
このように、片方が治療を終えても、治療をしていないパートナーからの再感染を繰り返す状態を卓球のピンポン玉にならって「ピンポン感染」とよびます。
カップルで治療を行わなければ、ピンポン感染が繰り返され、完治しないこととなります。
ピンポン感染を防ぐために
ピンポン感染を防ぐためには、以下のことが重要となります。
- 自分が性病に感染しているかもと思ったら、パートナーに相談する。
- 彼氏や彼女などとカップルで定期的に性病検査を受ける。
- 性病に感染していた場合、完治するまでは性行為を避ける。
- 妊娠を望まない場合は、コンドームを使用して性行為をする。
カップルのどちらかが検査を実施し、性病に罹っていることが発覚した場合、自分が性病であることを言い出しづらく、そのまま性行為を行い、パートナーに感染させてしまうことが考えられます。
このことからも、付き合い始めに検査を実施することが推奨されます。
カップルにおすすめの性病検査メニュー
カップルが受けるべき性病検査の項目には、以下などがあげられます。
- クラミジア
- 淋菌
- 梅毒
- HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
- HBV(B型肝炎ウイルス)
上記の性病は、女性が感染した状態で妊娠することにより、母子感染や出産時に影響が及ぶことがあります。
弊社では、梅毒・エイズ/HIV・淋菌・クラミジアを一度に検査ができる「性病4項目検査キット」をご用意しております。
初めて検査される方や、どの検査項目で検査するか迷われる方には、「性病4項目検査キット」を推奨しています。


性病検査は医療機関や自宅で実施可能
性病に罹患(りかん)していない方は、各地の病院で検査・診断できます。
主に行っている診療科は泌尿器科や性感染症内科、産婦人科(婦人科)、皮膚科となりますが、症状や性別によっても異なるため、適切な診療科に診てもらうことが大切です。

また、病院での検査の他にも、性病検査キットを用いて自宅で性病検査を行うこともできます。
対面での検査・診断に抵抗がある方や、病院に行く時間がない方、プライバシーを重視したい方におすすめです。
その他にも、カップルで初回のみ病院で検査を行い、その後の定期検査を検査キットで手軽に行いたい場合にも有効です。
まとめ
本記事ではカップルでの性病検査について取り上げてきましたが、少なくとも以下のことを覚えてカップルでの性病対策に活かしていただければ幸いです。
- 彼氏や彼女などとカップルで性病検査を受けることは、パートナーと安心して性行為をするために重要
- 検査を受けるタイミングは、付き合い始めや結婚前、妊活前がおすすめ
- カップルで感染を繰り返す「ピンポン感染」に注意
- 性病検査は病院、または、自宅で性病検査キットを使用し検査可能
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