性病検査を受けたほうがいい人の特徴!検査タイミングや何科を受診すべきかを解説

性病検査を受けたほうがいい人の特徴! 検査タイミングや何科を受診すべきかを解説

性病は、初期段階では自覚症状がほとんど現れないことや他の病気と似たような症状が出ることで、検査を受けないと特定が難しい病気です。

何かしらの症状が出ているけれど、性病なのか日常的に起こり得る病気なのかが分からず不安を抱えている人も多いことかと思います。

結論からお伝えすると「もしかしたら感染しているかもしれない」と不安に感じたら、性病検査を受けることをおすすめします。

性病は早期に発見し、適切な治療を受けることで病気の進行を最小限に抑えることができます。

この記事では、性病検査を受けるべき人の特徴や検査のタイミング、医療機関の何科を受診すべきかなどを詳しく解説します。

少しでも性病の不安がある場合は、早めに検査を受けることをおすすめします。

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目次

性病検査を受けた方が良い人の特徴【男女別】

男女別性病検査を受けた方がいい人

性病(性感染症)は初期症状が軽微であることが多く、気づかないうちに感染が広がることがあります。

そのため、性病の疑いを少しでも感じたら性病検査を受けることが非常に重要です。

まず、男女共通の性病検査を受けるべきケースを以下にまとめました。

【男女共通で性病検査を受けたほうが良いケース】

  • 性器のかゆみ
  • 性器が異常に匂う
  • パートナーが性病の疑いがある
  • 不特定多数と性行為をする
  • 普段から性産業に従事している人

性器周りに異常を感じるときや、よく知らない人との性行為をしたときなどは、なるべく早いタイミングで性病検査を受けた方が良いといえます。

男性で性病の疑いがある人の特徴

性病の症状は男性にもさまざまな形で現れます。以下の症状が見られる場合、性病の可能性を疑い、早期に検査を受けることをおすすめします。

男性で性病検査を受けたほうが良いケース
  • 精巣のあたりが腫れて熱が出る
  • 亀頭などのイボができる
  • 尿道からやや黄色の白みがかったうみがたれる

精巣のあたりが腫れて熱が出る

性病によって、精巣やその周辺の組織が感染し、炎症を引き起こすことがあります。

この精巣の腫れや痛み、熱感は精巣上体炎の疑いがあります。クラミジアや淋菌の感染によって尿道炎が起こり、それが精巣上体にまで感染した際に発症する病気です。

抗菌剤で治療できる病気ですが、放置すると男性不妊の原因にもなるため、早めの治療が重要です。

亀頭などのイボができる

亀頭や陰茎の先端にイボが現れる場合、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染による尖圭コンジローマの可能性があります。

HPVは性行為を通じて感染し、放置すると癌の原因にもなるため、早期発見と治療が必要です。

尿道からやや黄色の白みがかったうみがたれる

尿道からの分泌物は、特に黄色や白っぽい膿(うみ)である場合、クラミジアや淋病などの性感染症の兆候である可能性があります。

これらの感染症は、初期段階では軽度の症状しか現れないことが多く、症状が進行すると痛みや不快感が増すため、早期に検査を受けることが推奨されます。

女性で性病の疑いがある人の特徴

女性も性病にかかるとさまざまな症状が現れます。

以下のような症状がある場合、速やかに専門医の診察を受けることが大切です。

女性で性病検査を受けたほうが良いケース
  • おりものの異常がみられる
  • 性交痛がひどい場合

おりものの異常がみられる

通常のおりものと違い、色が変わったり、臭いが強くなったり、粘度が異常になった場合は、性病の兆候であることがあります。

たとえば、トリコモナスや細菌性膣炎、クラミジアなどが原因で異常なおりものが現れることがあります。

異常なおりものは、放置すると感染が広がりやすくなるため、早期に治療を受けることが重要です。

性交痛がひどい場合

性交中に激しい痛みを感じる場合、性病が原因である可能性があります。

クラミジアや淋病などの性感染症に感染すると、性交痛や不快感が生じることがあります。

性交痛は、性感染症以外にも骨盤内の炎症や婦人科疾患の兆候の場合があるため、原因を特定するためには婦人科などでの診察が必要です。

症状の特徴と疑われる性病

前述した性病の症状ごとに、疑われる性病とその検査方法を表でまとめました。

性病ごとに検査方法が異なるため、あらかじめ知っておくと安心です。

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症状 疑われる性病 検査方法
精巣のあたりが腫れて熱が出る クラミジア感染症 尿道分泌物検査(尿検査)
淋病 淋病検査(尿検査または分泌物の採取)
ムンプス(おたふく風邪による睾丸炎) 血液検査(ムンプスウイルスの抗体検査)
亀頭などのイボができる ヒトパピローマウイルス(HPV)感染(尖圭コンジローマ) HPV検査(ウイルス検出または異常細胞の採取)
梅毒 血液検査(抗体検査)
尿道からやや黄色の白みがかったうみがたれる クラミジア感染症 尿道分泌物検査(尿検査)
淋病 尿道分泌物検査(分泌物の採取)
トリコモナス感染症 尿道分泌物検査(顕微鏡検査)
おりものの異常がみられる 細菌性膣炎 膣分泌物の検査(顕微鏡検査や培養検査)
トリコモナス感染症 膣分泌物検査(顕微鏡検査や培養検査)
クラミジア感染症 膣分泌物検査(PCR検査)
性交痛がひどい場合 クラミジア感染症 膣分泌物検査(PCR検査)
淋病 膣分泌物検査(PCR検査)
骨盤内炎症性疾患(PID) 超音波検査(腹部または骨盤内の炎症確認)
トリコモナス感染症 膣分泌物検査(顕微鏡検査)

参考:「性感染症」|厚生労働省

性器以外にあらわれる症状も性病の疑いがある

性病は性器周辺に現れる症状だけでなく、体の他の部分(全身)にも発疹やあざなどの症状が現れることがあります。

また風邪と同じような発熱や喉の痛みを伴う症状も出ることがあるため、性病に罹るような行為をしたなどの後にこのような症状が続く場合は、性病検査をおすすめします。

  • 口腔内の潰瘍、全身のバラ疹…梅毒などが疑われる
  • 突然の発熱や喉の痛み…咽頭クラミジアやHIVなどが疑われる

性病検査を受けるタイミング

性病は、感染してから検査を行う最適なタイミングが各病気ごとに異なります。

早期に検査を受けることは感染拡大や症状進行を防ぐために大切ですが、検査のタイミングを誤ると「偽陰性」や「偽陽性」で病気を正確に診断できない可能性があります。

偽陰性検査が早すぎるなどで、細菌や性病感染時に活発化する抗体などが検出されない状態で陰性となってしまう
偽陽性検査のタイミングが遅すぎることで、既に治療した病気の残存している抗体などが検出されて陽性と判定されてしまう

以下の表に、代表的な性病とその検査を受けるタイミングをまとめました。また、それぞれの検査方法についても紹介しています。

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性病名 潜伏期間の目安 検査タイミング 主な検査方法
カンジダ 1日~1週間前後 感染機会から24時間以上 顕微鏡検査、培養検査、PCR検査
淋病(淋菌) 2~7日 感染機会から24時間以上 尿検査、膣分泌物・尿道分泌物のPCR検査
梅毒 3~6週間 即日検査(TP):3ヶ月後
RPR抗体定量検査:4週間以上
精密検査:28日後
血液検査(TP抗体検査、RPR定量検査)
性器クラミジア感染症 1~3週間 感染機会から24時間以上 尿検査、PCR検査、膣・尿道分泌物検査
性器ヘルペスウイルス感染症 2~10日 感染機会から24時間以上 PCR検査、ウイルス培養、血液検査(抗体検査)
尖圭コンジローマ 3週間~8ヶ月 症状発現時 視診、コルポスコピー、PCR検査
トリコモナス 5~14日前後 感染機会から24時間以上 顕微鏡検査、培養検査、抗原検査
マイコプラズマ/ウレアプラズマ 1~5週間 感染機会から24時間以上 PCR検査、抗体検査、培養検査
HIV/エイズ 2~6週間 感染の機会から3ヶ月以降 血液検査(抗体検査、抗原検査)、PCR検査
A型肝炎 2~7週間 1~3ヶ月以内 血液検査(抗体検査、IgM抗体検査)
B型肝炎 2週間~6ヶ月 即日検査:2ヶ月後
精密検査:35日後
血液検査(HBs抗原、HBV DNA、抗体検査)
C型肝炎 2週間~6ヶ月 即日検査:3ヶ月後
精密検査:24日後
血液検査(抗体検査、HCV RNA PCR検査)

参考:「性感染症」|厚生労働省

性病検査はどこでできる?何科に行けばいい?

性病検査を受けたいと思っている場合、どんな病院で何科に行けばいいのだろう?と疑問に思っている人もいることでしょう。

実は病院以外でも性病検査できる場所が様々あります。

まず、代表的な検査場所は以下となります。

  • メンズクリニック
  • 性感染症専門のクリニック
  • 自宅(性病キットなどで)
  • 泌尿器科
  • 性病科(性感染症内科)
  • 婦人科
  • 保健所

メンズクリニック

メンズクリニックは、包茎治療からED治療・AGA、男性の性感染症など、男性の健康に特化した診療を行っているクリニックです。

性病検査を含む男性の健康管理を専門とし、プライバシーが守られた環境で匿名検査を受けることも可能です。

自由診療、保険診療どちらもあるクリニックが多いです。

性病検査を受けたいが、女性の目がない男性専門のクリニックで安心して相談したい方におすすめです。

性感染症専門のクリニック(プライベートケアクリニック)

性感染症専門のクリニックは、性病(性感染症)の診断と治療を専門に行っているクリニックです。

性病に関する全般的な知識と経験はもちろん、性病検査のメニューも豊富で、幅広い範囲の性病検査を受けることができます。

プライベートケアクリニックなどともいわれます。

自由診療のクリニックが多い印象です。

性病の予防に関するアドバイスも受けられることが多いです。

性感染症の疑いがあるが、どの病院を選べばよいか迷っている方や、性病の予防や治療を定期的に受けたい方におすすめです。

自宅(性病キットなどでの郵送検査)

実は、性病検査を自宅でもおこなえます。

性病の検査キットを提供している検査機関やクリニックなどで郵送検査を依頼することもでき、医療機関と検査精度が期待できます。

流れとしましては、申込フォームから依頼後に自宅に検査キットを送ってもらい、検体を採取(血液など)して検査機関へ郵送します。

自宅で誰の目も気にせずに検査ができることや、クリニックでの診察・検査費用よりも費用が安くなる可能性があることがメリットです。

また、病院に通う時間が無いという人でも性病検査ができる点も、忙しい人にとっては便利です。

当社、食環境衛生研究所では郵送検査を実施しております。自宅で性病検査を行いたい方は当社食環境衛生研究所までご相談ください。

泌尿器科

泌尿器科では、性病を含む泌尿器系の疾患の診察や検査を受けることができます。

特に、淋病やクラミジアなどの性病が疑われる場合、泌尿器科を受診することが一般的です。尿路や生殖器の症状全般に関して相談したい方におすすめといえます。

基本的に保険適用のクリニックが多いといえます。(自由診療もある)

ただし、性感染症に特化しているというわけではないので、性病の種類によっては担当医の不在などでその日に検査や治療が行えないクリニックもあります。

婦人科(レディースクリニック)

婦人科は、主に女性の健康をサポートする診療科で性病検査も行っています。

女性特有の月経やおりものの悩みなど定期的な婦人科検診の一環としても、性病検査を受けることができます。

また妊娠中や出産前に必要な検査を含め、女性特有の病気全般に関して相談できるので、日々の体の不安などを包括的に解消できる点が良いところです。

自由診療、保険診療の両方があります。

性病の症状やリスクが気になる女性、普段から婦人科に通っている方や、定期的な検診を受けている女性におすすめです。

保健所

各自治体の保健所では、無料または低料金で性病検査を受けることができます。

特に、HIVや梅毒などの感染症に関しての性病検査は、全国的に広く提供されています。

また、自治体によっては匿名検査も可能なので、プライバシーを守りながら検査を受けることができます。

梅毒予防検査普及キャンペーン事業など、定期的に実施されるキャンペーンを利用すれば、低価格で性病検査を受けられることもあります。

ただし、検査結果の証明書等の発行ができないことがありますので、証明書等が必要な場合は医療機関で性病検査を受けなければいけません。

費用を抑えて性病検査を受けたい方やプライバシーを守りながら匿名で検査を受けたい方におすすめです。

参考:匿名(とくめい)・無料の検査の種類|東京都性感染症ナビ

性病検査は自由診療と保険診療がある

性病検査は自由診療と保険診療

性病検査には「自由診療」と「保険診療」の2種類があり、どちらを選ぶかは検査の種類や症状によって異なります。

また、どちらを適用するかは医師の判断や検査の条件によって変わります。

「自由診療」と「保険診療」それぞれの違いについて詳しく説明します。

自由診療を選ぶ場合

自由診療(自費診療)は、保険が適用されない診療のことで、患者が診療費用を自己負担で全額支払う必要があります。

まず性病検査における自由診療は、主に以下のメリットとデメリットがあります。

【自由診療のメリット】
  • 迅速に検査を受けられる
  • より多くの検査項目を選択できる
  • プライバシーが保護される(匿名診療を希望する場合)
【自由診療のデメリット】
  • 費用が全額自己負担となる(保険適用なし)
  • 科学的根拠が不十分な治療法が選択される可能性がある

また、自由診療は以下のような場合に選ばれます。

  • 症状がない、または自覚症状が軽い場合
  • 特定の検査項目や検査方法を希望する場合
  • プライバシーを重視したい場合
  • ヘルペスや尖圭コンジローマなど特定の性病についての検査

自覚症状がない場合や軽微な症状の場合、保険診療での検査は難しいことがあります。このような場合、予防的に検査を受ける際には自由診療となることが多いです。

また、遺伝子検査やPCR検査、標準的な検査で診断が難しい場合など、患者が特定の検査方法を希望する場合も自由診療となります。

性病の中には、保険診療の対象外となるもの(ヘルペスや尖圭コンジローマなど)があります。このような場合も自由診療で検査を受けることになります。

保険診療を選ぶ場合

保険診療は、健康保険が適用される診療で、診察料や検査費用の一部が保険でカバーされるため患者の自己負担額は自由診療よりも大幅に抑えられます。

診察、検査、処方薬で支払う額に保険負担額割合が適用されます。

保険診療には、主に以下のメリットとデメリットがあります。

【保険診療のメリット】
  • 検査費用が保険で一部カバーされるため、自己負担が少なくて済む
  • 診療が医師の指示の下で行われるため、適切な検査と治療を受けやすい
【保険診療のデメリット】
  • 原則として症状が出ている状態でのみ検査が可能
  • 症状がない場合、または予防的な検査の場合では保険適用外となることが多い
  • 検査できる性病が限定される(HIV、梅毒、淋菌、クラミジアなど。精度の高い検査や特定の検査方法は自由診療となる)

保険診療は以下のような条件で適用されます。

  • 症状が明確で性病の疑いが強い場合
  • 他の病気との関連で性病を疑う場合

明確な症状があって性病にかかっている可能性が高い場合(排尿痛、かゆみ、膿のような分泌物が出るなど)は医師が診断して保険診療で検査が可能になります。

医師が診察を通じて、性病の感染が疑われる場合(例えば、発熱やリンパ節の腫れ、皮膚の異常が見られる場合など)は、保険診療での検査が適用されることがあります。

また、免疫不全やHIVのリスクが高い人に対して、医師が検査を推奨する場合も保険診療が適用されます。

性病検査は会社や家族にバレる?

性病検査を受ける際、すぐに会社や家族に知られることは通常無いと考えて良いです。

ただし、保険診療で受診した場合や患者が未成年者の場合などでは、家族に知られる可能性は僅かながらあります。

まず結論として、プライバシーをなるべく守りたいという人は自由診療を選ぶことが望ましいです。

以下は会社や家族にバレる可能性のあるケースです。

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家族に性病検査がバレる可能性があるケース
①未成年の場合 ・保険診療→家族名義で扶養家族である場合、保険証の明細書が家族に届き聞かれる可能性がある
・自由診療→治療によっては家族の同意が必要となる
②保険診療の場合 保険証を使用するので「医療費のお知らせ(医療費の内訳)」が勤務先や自宅に届くことがあり、それを見た家族に聞かれる可能性はあります。

基本的に、上記の明細書や医療費のお知らせにはクリニックの名前と金額しか記載されないため、書面だけでは性病検査をしたことがバレる可能性は低いです。

ただ性病検査で大事なのは、バレるかバレないかではなく症状が出ているのであればしっかりと検査をして適切な治療をすることです。

性病の中には梅毒のように進行性でいずれ重篤な症状を引き起こす病気もあります。

昨今では患者のプライバシー面もかなり配慮されたクリニックも多いので、安心して性病検査を行いましょう。

自由診療なら匿名で性病検査ができて誰にもバレない

自由診療では、保険証の提示は不要です。

そのため、受診履歴が健康保険の記録に残ることはありません。患者のプライバシーが最大限保護された上で検査や治療ができます。

また、具体的な症状が出ていなくても検査や治療が行えることもメリットです。

性病に罹ったかもしれない状況になったなど、漠然と不安を抱えている状態でも自由診療であればすぐに検査できるので不安を払拭するきっかけにもなります。

ただし、自由診療では全額自己負担で診療を受けます。これにより、保険の請求書に性病検査の履歴が記載されることはなくなりますが、支払いの負担は大きくなる点がデメリットです。

性病検査キットを用いた郵送検査も匿名性が高い

自宅に性病検査キットを送ってもらって検査をする郵送検査も、他人にバレにくいです。

「自宅に家族がいる場合に、検査キットが届くことでバレてしまうのではないか」と不安に思う人もいるでしょうが、郵送日や受け取り場所に配慮をしてくれる検査機関に依頼をすれば家族にバレずに検査キットを受け取ることも可能です。

例えば「営業所受け取り」を利用する、内容物の詳細やクリニックの名前を記載しないように伝える、などの対処をすればバレずに性病検査を実施できます。

また、検査結果などはWEB上で確認できる場合もあるので、とにかく誰にもバレたくない・察せられたくないという人は郵送検査も良い方法といえるでしょう。

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性病検査についてよくある疑問

性病検査Q&A

無症状でも性病検査をしなければダメ?

無症状でも性病検査を受けることは非常に重要といえます。

性病は早期段階では無症状のことがあり、気づかないうちに病気が進行している場合があります。

少しでも性病感染の不安を感じたり、思い当たる節があれば性病検査を受けることをおすすめします。

性病検査の前にやってはいけないことは?

性病検査の前にやってはいけないことですが、大まかにいうと「検査結果や診断が分かりづらくなるような事」です。

例えば以下のようなことが挙げられます。

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性病検査の前にやってはいけないこと
検査前の性行為 感染機会の直後に性病検査を行っても陽性が確認できないことがある
抗生物質の使用 クラミジアや淋菌の検査に影響が出る可能性があるため事前に相談
尿検査直前の排尿や過剰な水分補給 尿が薄まることで検出がされない可能性がある

ちなみに生理中の性病検査などはどうかというと、基本的に検査可能ではあります。

しかし血液量が多い場合などは、おりもの検査などに影響が出る可能性はあるので、医師に相談の上、検査を行いましょう。

性病検査で感染経路はわかる?

性病検査では、どんな病気に感染しているかどうかは診断できますが、具体的な感染経路までを特定することはできません。

性病検査でわかることは以下です。

  • どの性病なのか
  • 感染の有無
  • 感染した性病の進行状況

患者個人の「いつどこで、何をして感染したのか」までは性病検査で特定することはできませんが、性病の感染経路は「性行為」「血液感染」「母子感染」など、ある程度限定されているので、想定はできるかもしれません。

基本的には性行為での感染が主とされています。

参考:知っておきたい 性感染症の正しい知識|厚生労働省

恋人ができたら性病検査を受けるべき?

恋人やパートナーができた際には、性病検査を受けることをおすすめします。

お互いに検査を受けることで、どちらかが性病に感染していても早期に発見し治療することができます。

ただし、付き合い始めていきなり性病検査を持ちかけるのも、お互いの関係性を破綻させる事にもなりかねないので、伝えるタイミングなどは配慮したほうが良いでしょう。

検査を受けてお互い安心して関係を深めていきたいという気持ちを、しっかりと伝えることが大切です。

コンドーム無しで性交渉をしたら検査すべき?

コンドームなしで性交渉をした場合、不安であれば性病検査をしたほうが良いです。

特に、知り合って間もない人と性行為に及んだ際には性病検査をしておくと安心です。

夫婦や長年連れ添ったパートナーでなければ、その人がどんな病気を持っているのか、どんな関係を他で築いているのかも不明ですので、性病に感染するリスクは高いです。

また、コンドームを使わない性行為は性病に感染するリスクが非常に高いので、性病検査を強くおすすめします。

性病検査に迷っている状況なら早めに検査を

性病は、初期段階で自覚症状が現れにくいことが多いため「もし感染していたらどうしよう」と不安になったり、検査を受けるべきか迷ったりすることがあるでしょう。

しかし、検査を先延ばしにしている間に病気が進行し症状が悪化したり、他の人に感染を広げてしまうリスクが増えてしまいます。

もしも性病に罹る原因で思い当たることがあって不安を感じているのであれば、迷わず早めに検査を受けることが最善です。

私生活で過度に心配しすぎる必要はありませんが、性病かな?と思った際に性病検査をしておくと安心です。

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この記事を書いた人

臨床検査技師
所属学会
・日本臨床衛生検査技師会
・日本性感染症学会

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