女性のクラミジアの症状について解説!放置は危険です

クラミジア感染症は、主に性交渉によって感染する性感染症(STI)です。
特に20代から30代で多くの感染者が報告されています。
クラミジアの症状は男女で異なり、女性ではほとんどが無症状です。
 
クラミジアの症状って何?
 
クラミジアに感染した女性の主な症状には、次のようなものがあります。
 

  • おりものの量が増える
  • おりものに黄色い色や普段と違う匂いがある
  • 不正出血がある
  • 下腹部や上腹部が痛む
  • 性行為の際に痛みを感じる
  •  
    このような症状がある場合、クラミジアに感染しているかもしれません。
     
    クラミジアの感染をそのまま放置すると、子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などの症状を引き起こす可能性があります。
    また、不妊症、子宮外妊娠や流産、早産につながったりする可能性もあります。
    クラミジアは、服薬で治療できます。
    クラミジアの症状が出たら、医療機関へ行きましょう。
     

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    目次

    女性のクラミジアの症状

    性器クラミジアの症状 咽頭クラミジアの症状 肛門クラミジアの症状
    ・帯下(おりもの)の増加
    ・不正出血(生理時以外の出血)
    ・下腹部や上腹部の痛み
    ・性交時痛
    ・のどの腫れ
    ・のどの痛み
    ・発熱

    ・軽度の下痢
    ・肛門周辺の痛み
    ・肛門からの出血
    ・直腸の粘膜がデコボコになる

     

    女性の約8割は無症状のため感染に気付かずに見過ごしてしまうケースが多い

    クラミジアは、女性の場合、約8割が自覚症状がないまま感染していると言われています。
    女性の場合は、子宮頸管に感染することが多く、症状が現れないので感染していることに気づかないまま、放置してしまうことがあります。
     

    クラミジアの女性のおりものにはどのような症状がありますか?

    女性の場合は、おりものの増加、不正出血(生理時以外の出血)、下腹部や上腹部の痛み、性行為時の痛みがあります。
    しかし、女性の約8割は無症状のため感染に気付かずに見過ごしてしまうケースが多いです。
    クラミジアの感染を治療しないで放置してしまうと、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎などを引き起こします。これらは不妊症、子宮外妊娠、流産、早産につながります。
    また、妊婦が感染していると、新生児に感染する恐れがあり、新生児結膜炎や新生児肺炎などを引き起こす可能性があります。
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    女性がクラミジア感染で起こる病気

    女性では子宮頸管炎骨盤内付属器炎(PID)肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)不妊などを起こすことがあります。
     

    女性クラミジアの症状が体にでるまでの潜伏期間・検査はいつから

    クラミジアの潜伏期間は1~3週間と潜伏期間には個人差があり、潜伏期間を過ぎても症状が出ない人もいます。
    接触から2日間から3日間で検査は可能になります。
    クラミジアは感染力が強く、1回の性交渉で30~50%ほど感染するといわれています。
     

    クラミジアの検査方法

    クラミジアの検査は、尿や膣分泌物などを採取して行います。
    検査方法は、検査機関や病院によって異なりますが、一般的なのは尿検査や、綿棒で粘膜をこすって検体を採取する方法です。
     

    おりもの検査

    クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナスは腟や子宮の入り口のおりものを採取して検査します。
    おりものがいつもと違う時は、性感染症が隠れているかもしれません。
     

    クラミジアの感染経路は?

    クラミジアの感染経路は主に性行為です。
    精液や膣分泌液など、クラミジアに感染した部分の粘膜が、相手の粘膜に接触して感染します。
    妊婦がクラミジアに感染している場合、出生時に産道感染によって新生児がクラミジアに感染する可能性があります。
     

    クラミジアが新生児に感染すると

    クラミジアに感染している状態で妊娠すると、出産時に産道を通る新生児に感染する可能性があります。
    新生児がクラミジアに感染すると結膜炎や肺炎を引き起こします。
     
    結膜炎:出生後1週間前後に充血や目やになどの症状が現れます。
    肺炎:出生後1ヵ月前後に発熱はなく咳、呼吸数の増加、哺乳力の低下などがあります。
     

    パートナーがクラミジアに感染している可能性も

    ご自身がクラミジアの検査で陽性の場合、パートナーも感染している可能性が高いのでパートナーの検査も必要です。
    クラミジアの無症状の割合は男性で約半数、女性で約8割だといわれており、パートナーに症状が出ていなくても、クラミジアに感染しているかもしれません。
    パートナーの間で感染させ合う恐れもありますので、必ず2人で検査と治療をしましょう。
     

    クラミジアの治療方法について

    クラミジア治療方法

    クラミジアは自然治癒をすることはありません。
    抗菌薬(抗生物質)のアジスロマイシン、レボフロキサシン、ミノマイシンなどを服用してクラミジアの治療をします。
    個人差はありますが治療期間は薬を服用してから1週間程といわれており、2~3週間後に再検査をして陰性となったら治療は終了します。
    再検査でクラミジアが確認された場合、服用する薬を変えて再度治療を行います。
    症状が治まったからと薬の服用を止めてしまうと、薬が効かなくなる薬剤耐性菌が発生する可能性があるので、処方された薬は飲み切りましょう。
     

    クラミジアに関するよくある質問

    クラミジアに関するQ&A

    クラミジア感染症とはどのような病気ですか?

    Chlamydia trachomatis (クラミジア トラコマチス)という細菌が引き起こす、性感染症です。主な原因は性的接触で、若い世代に感染が多くみられます。
     

    クラミジア感染症に気づかないことが多いですか?

    クラミジアは感染していても気づかないケースが多いです。女性では8割ほどが無症状だといわれてます。
     

    妊娠中にクラミジアに感染するとどうなる?

    妊娠中にクラミジアに感染すると、流産や早産、子宮外妊娠する可能性があります。また出産時に産道を通る新生児にも感染するリスクがあります。
     

    治療をしなかったらどうなりますか?

    クラミジア感染症を放置すると子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などの症状を引き起こす可能性があり、不妊症の原因にもなります。
     

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    臨床検査技師
    所属学会
    ・日本臨床衛生検査技師会
    ・日本性感染症学会

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