カリブの海賊は、
冒頭、真っ暗闇を進み、ボートは急落下。
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それと同時にゲストは1600年ごろのカリブ海にタイムスリップ。海賊たちの暴れまわる姿をボートの上から見学するアトラクションです。
スプラッシュマウンテンについては、Wikipediaを引用すると、
『悩みを抱えているブレア・ラビットは「笑いの国」という場所があることを聞き、「笑いの国」を目指して旅に。しかし、ラビットを狙うブレア・ベアとブレア・フォックスがあとを追う。2匹は、キレ者のブレア・ラビットに手を焼きつつも、遂に捕まえることに成功する。2匹はブレア・ラビットを早速食べるつもりだったが、ブレア・ラビットに「いばらの茂みにだけは絶対に投げ込まないでくれ」と懇願されると、いじわるな笑みを浮かべて茂みへと投げ込む。』
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その途端、ゲストが乗っているボートは急落下。
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『しかしブレア・ラビットが投げ込まれた、いばらの茂みの中は自分が住んでいる国。2匹をうまく騙し、無事家に帰ることができたブレア・ラビットは、自分の住んでいるいばらの茂みこそが「笑いの国」だと知る。』 めでたしめでだし、というアトラクションです。
この二つを比べたとき、ストーリーとともに、乗った時の印象を覚えているのは、もしかしたらカリブの海賊の方が多いのではないでしょうか。
スプラッシュマウンテンのストーリーを聞くと「そういう話なんだ。落ちる前の印象があまり無いかも」という人は結構いるのではないでしょうか。
これは私の勝手な解釈ですが、カリブの海賊の「落とし」はゲストを一気に海賊の世界に意識転換させ、海賊の世界に入りこませる効果があるように思えます。なので、「落とし」が冒頭にくるのではないでしょうか。
もちろんスプラッシュマウンテンにも先に述べた以外に何度か「落とし」はありますが、最後の「大落とし」を含め、落とし所に胸を高まらせる間のストーリーと、「落とし」に分かれている…のかもしれません。
どっちが良いと言う話ではない、落とし所のない話でした。
フィス長 マツヲ