RoHS(ローズ)指令について知っていますか…?
RoHS指令とは、特定有害物質の使用制限に関するEUの法律です。
RoHSは、「Restriction of Hazardous Substances」の頭文字をとったもので、日本語では「有害物質使用制限指令」となります。
電気・電子機器における特定有害物質の使用制限を設けることで、人体や環境に影響を与えないことを目的に制定されています。
【RoHS指令規制対象】
○鉛
※主な用途:バッテリー(蓄電池)、はんだの原料
○水銀
※主な用途:医療用計測器、農薬
○カドミウム
※主な用途:顔料、電池、合金、メッキ
○六価クロム
※主な用途:メッキ
○ポリ臭化ビフェニル(PBB)
※主な用途:難燃剤の一種であり、プラスチックに添加して使用
○ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
主な用途:難燃剤の一種であり、プラスチックや繊維に添加して使用
○フタル酸ビス(DEHP)
○フタル酸ジブチル(DBP)
○フタル酸ブチルベンジル(BBP)
○フタル酸ジイソブチル(DIBP)
※主な用途:プラスチックに柔軟性を与えたり、加工しやすくするため可塑剤(かそざい)として使用
RoHS指令は、EU加盟国に対する規制であり、日本国内で製造・販売される場合であれば、この法律は適用されません。
【参考】
RoHS(ローズ)指令とは?規制対象となる10物質を詳しく解説
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