先日、「高崎市山田かまち美術館」へ行ってきました。.
山田かまちは17歳の若さでこの世を去った高崎生まれの多彩な少年でした。美術館では彼の絵画や詩、遺品などを展示・紹介しています。
私が彼を知ったきっかけは群馬出身のロックバンドBOØWYです。BOØWYの氷室京介・松井恒松と同級生だったかまちは、彼らとセッションするほどにロックか好きだったそうです。17歳の誕生日に貰ったエレキギターの練習中に感電事故で亡くなったと知った時は衝撃を受けました。
先日、長男のエレキギターの配線が切れて修理を手伝った時にかまちの事を思い出し、彼の事をよく知りたいと思い訪れました。
建物は大きくありませんが、個人としては所蔵品が多く、その全てが生前17年の作品であることに驚きます。彼の感性や手技手法も素晴らしく、どれも驚きの連続です。展示作品の大部分は発表するために描いたものではなく、死後部屋から見つかったものだそうで、多感な少年の心の叫びみたいなものを感じました。彼のエレキギターも展示されていて切なくなりました。
また、11歳のかまちが「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんに送ったハガキが、水木さんの遺品から見つかったと言う、新聞の切り抜きを読んで驚きました。水木さんが手帳に貼って大事にされていたそうです。
自分が思っている以上に天才だった山田かまち。生きていたら現在64歳。どのような人物になっていたのか計り知れません。
美術館鑑賞の後、久しぶりに近くの高崎観音を訪れました。
その帰り道のカフェの看板に「招き猫の絵付け」とあるのを見つけました。「かまちが描けと言っている!」と、勘違いした私は迷わずチャレンジ!!初めての絵付け体験は大変でした。
ちなみに招き猫ではなく、2月に亡くなった愛犬の「まる」です。
ARC/Yo!