口蹄疫が断続的に発生

中国、韓国において断続的に口蹄疫が発生しています。
観光等で中国や韓国に行かれる方は要注意です。
特に、中国では上海での発生も確認されています。上海万国を控えていることもあり、多数の観光客が押し寄せると思われますが、畜産農家の上海観光は特に注意を要します。

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産業動物の抗菌剤

食用動物は経済動物であり、家庭で飼育される小動物とは違い、医薬品にかける経費に制限があります。抗菌剤等の使用は薬剤感受性試験によって適切な治療薬を選定し、できる限りその使用量を減少させることが大切です。そのためには常日頃の健康状態を把握する必要があります。

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一般企業は、とっくに百貨店方式をやめた?

先日、有楽町の西武百貨店が閉店するニュースが流れた。
今日は、京都の阪急百貨店が年内までで閉店すると発表した。
私が幼少のころは、休日に母に連れられて百貨店に出かけ、食事をする。すごい贅沢な感じがあった。
百貨店に出かける日は朝から楽しみでワクワクしたものだ。
時代の流れ?もう百貨店は必要とされていないのだろうか?
いや、まだまだ改善する余地はあるのではないかと思う。
いわゆる百貨店方式と呼ばれて、何でもかんでも百貨店に行けば取り揃えられる高級感あふれる処のイメージから脱却してみては?

食品検査食品分析残留農薬
レジオネラ菌検査ノロウイルス検査食品アレルギー・アレルゲン検査

手洗い及び手袋の重要性

効果的な手洗い方と手指に存在する細菌についてご説明させて頂きます。

まず、手指に生存している細菌には、通過細菌と常在細菌に大きく分けられます。通過細菌は、一般的には黄色ブドウ球菌や緑濃菌などの汚染菌にあたります。従業員の取扱によって引き起こされる食中毒の発生原因は、通過細菌によるものです。常在細菌は、表皮ブドウ球菌などで、感染防御として働くことが知られています。一方、免疫力の落ちた方の感染症の原因菌にもなりうるという報告もあります。

手洗い方法は、

①水で手をぬらし石けんをつける。

②指、腕を洗う。特に、指の間、指先をよく洗う(30秒程度)。

③石けんをよく洗い流す(20秒程度)。

④使い捨てペーパータオル等でふく(タオル等の共用はしないこと)。

⑤消毒用のアルコールをかけて手指によくすりこむ。

(①から③までの手順は2回以上実施する。)【大量調理施設衛生管理マニュアルより】

食品会社等で作業をされた方は、爪ブラシが使用されていないことに気がつきましたか?爪ブラシは、爪の間などの汚れをかき出すのに効果的です。一方、爪ブラシが原因で、食中毒が拡散したり、手荒れの原因になったりもしています。それは、爪ブラシの不衛生な共用や、硬いブラシにより皮膚を傷つけることにより生じています。そのため、爪ブラシを使用する場合は、衛生的に使用し、用途に応じた使用が必要です。

ある食品工場で手洗い講習を行い、上記手洗い後に、培地に直接接触される方法により、手指の細菌検査を行ったことがあります。結果は、手洗い前後、細菌数は変わりませんでした。これは、手洗いをすることにより、通過菌は除去できたが、主要な常在細菌を除去することは出来なかったためです。

食中毒には、食中毒菌が出す毒素等により起こるものと、細菌が増殖することによる食中毒があります。上記検査の結果から、常在細菌が食品に移行し、増殖し腐敗につながる可能性もあります。以上のことから、食中毒を効果的に防止するため(常在菌を食品に移行させない)には、手指の洗浄とともに、手袋を着用し作業することが重要となります。

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中国でまたメラミン混入

中国で製造されたアイスクリームなどの乳製品で、またもやメラミンが検出された。2008年のギョウザ事件から丸2年が経過する中での発覚である。
業者が原料として購入したミルク粉にメラミンが混入していたとの報道であるが、前回の事件でも原因究明がなされないままの状態が続いている。
中国製品は不安が残るが、2年前の事件を知ってか知らぬのか、中国食品の需要は徐々に回復しているとのことです。
デフレ、残留農薬、危険・・・・・・・・・・ではあるが、中国食品は「安い」・・・・考えさせられるナ~。

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先週の食中毒情報(厚労省発表)

1/18から1/24までにあった食中毒情報(厚労省発表)より

ノロウイルスに関する事例20件
カンピロバクターに関する事例4件
腸管出血性大腸菌に間する事例3件

まだまだノロウイルスの季節です。ウイルス疾患は元気になったと思っても体の中に潜伏していてしばらくは体外に排出されています。ゆっくりあせらずに。

周りの環境を変えるにはまず自分から変わってみましょう・・・
なんて簡単にはいきませんね

<星刻>

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小動物の医薬品

近年、犬、猫のほかに、ハムスター、ウサギ、小鳥などさまざまな種類の小動物が飼育されていますが、日本で承認されている小動物用医薬品はほとんどが犬、猫を対象としていて、犬、猫以外では小鳥用の医薬品が少数存在する程度でした。産業動物以外では、そのほとんどが犬、猫に対して使用することを目的としていますが、小動物用医薬品は、利用可能な医薬品の充実が望まれ、承認が増加してきています。
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鳥インフルエンザワクチン

IHIは、創薬ベンチャーのUMNファーマと共同出資会社を設立し、2012年からインフルエンザワクチンの原薬を生産する。
現在、ワクチンの製造は、鶏卵の中でウイルスを増殖させる技術が主流となっているが、UMNファーマは昆虫の細胞内でウイルス成分を増殖させる技術で、効率よくウイルスを生産できるとのことです。
既に臨床試験を実施中です。
昨年より、豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)が世界的に大流行、いわゆるパンデミックの状態であるが、病原性はあまり強くないと言われている。
鳥インフルエンザは、今回、流行中の新型インフレンザよりも何倍も強毒といわれ、流行すれば数百万人の死亡者を出すと言われている。
IHIが開発中の鳥インフルエンザ用ワクチンは、強毒株に対するものなので、豚インフルエンザでのドタバタ劇(国産ワクチンの開発が遅れ、海外の輸入に頼る事態)のようにならないよう早期の開発を望む。
「がんばれIHI、UMNファーマ」

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アジュバント

アジュバントとは投与した抗原に対する免疫応答を増強する物質でラテン語の adjuvare(助ける)に由来しています。
水酸化アルミニウムゲル、リン酸アルミニウムゲル、油性(オイル)などがあり、特にオイル系では食用油から界面活性剤まで、「ポリソルベイト、エデト酸ナトリウム、カルボキシビウニルポリマー、流動パラフィン、酢酸トコフェロールなど」複数採用されている。
これらのアジュバントは家畜では一般的に使用されているが、人体用での使用はあまり聞かない。
今回、輸入されるノバルティス社及びグラクソ社の新型インフルエンザワクチンは食用(サメの肝油)のアジバントが採用されているそうです。
日本のワクチンでアジュバントが採用されていない理由の一つがアジュバントの副作用にあります。アジュバントを使用してワクチンの効果をアップさせることはいいことですが、副作用等の安全性は確認済みなのだろうか?

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豚の飲むワクチンを開発中

飲むワクチンを可能にする豚への免疫付与技術の開発

一度で複数の感染症に対応することが可能になるそうです。
ワクチン投与回数を減らせること、注射をせずにミルクに混ぜて投与するだけでよいことから、畜産現場におけるワクチン接種労力の大幅な軽減や家畜のストレス低減が可能な新しいワクチンの開発が期待できる。
また培養が困難な病原体にも応用が可能なことから、安価なワクチンの開発も可能になる。
*(独)農研機構・動物衛生研究所と株式会社微生物化学研究所による共同研究

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