食料自給率 第3弾

[#IMAGE|S72#]カロリーベースの食料自給率を見る上で注意を要するのが畜産物の取扱いです。
我が国において、畜産物は農業総生産額の25.8%(平成15年度現在)を占める重要な農業生産分野ですが、とうもろこし等の飼料により国内で育成された分については、厳密には自給とは言えません。
従って、畜産物については、国産であっても飼料を自給している部分しかカロリーベースの自給率には算入しないこととしています。

例えば、豚肉自体の品目別自給率は53%ですが、このうち自給飼料によって生産された豚肉の国産熱量は、豚の飼料自給率9.7%を乗じて算出されるため、結果的にカロリーベースの食料自給率の計算上用いる豚肉のカロリーベースの自給率は5%となります。

畜産物のカロリーベース自給率(平成15年度)
牛肉: 品目別自給率(39)、飼料自給率(26.2)、カロリー自給率(10)
豚:品目別自給率(53)、飼料自給率(9.7)、カロリー自給率(5)
鶏:品目別自給率(67)、飼料自給率(9.7)、カロリー自給率(7)
鶏卵:品目別自給率(96)、飼料自給率(9.7)、カロリー自給率(9)
牛乳:品目別自給率(69)、飼料自給率(42.3)、カロリー自給率(29)

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レジオネラ菌検査ノロウイルス検査食品アレルギー・アレルゲン検査

花粉症は食べて治す時代

通常、花粉症の治療には、抗原(原因物質の花粉)を皮下注射して、体を徐々に慣れさせる治療法が知られている。
しかし、治るまでの時間が2年から3年かかるという難点があった。この課題を解決したのが、注射ではなくコメで原因物質を取り込むこと。
摂取が容易で手間もかからないというもの。
1日1合を数か月食べるだけで体質が改善され、症状が緩和できるという。
ただし、このコメは遺伝子組み換えで作られた物で、今まで、日本では実用化されたケースはない。
実用化に向けて安全性試験や治験を進めるそうだが10年ほどかかるようです。

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毒入ギョーザ

もう、かれこれ2年前になるが、中国で生産されたギョーザにメタミドホスという農薬が混入していた事件があった。日本向けに製造された物で、これを食べて体調を崩されたかたがいたことを覚えている。
当初から、中国当局は、中国人の犯行説を否定していたが、捕まえてみれば中国人の社員が会社に不満を持っての犯行だったとのことだった。
捕まってホットしたが、中国の体質を改めて思い知らされた。

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ノロウイルス③

ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策
手洗いについて

 手洗いは、調理を行う前(特に飲食業を行っている場合は食事を提供する前も)、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず行いましょう。
常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。
すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。
石けん自体にはノロウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。
ノロウイルスの食中毒を防ぐための初歩です。

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真菌って微妙

微生物は「細菌」、「真菌」、「ウィルス」、「原生動物」の4つに分類されています。
その中で真菌について。
聞き覚えのある総称では、便宜的に“カビ(糸状菌)”、“酵母”、“キノコ”の3つに分けられますが、実際には、有性胞子の形態に基づいて接合菌類、子のう菌類、担子菌類、不完全菌類の4類に分けられています。
・接合菌類には、“カビ(糸状菌)” の仲間
・子のう菌類には、“カビ(糸状菌)”、“酵母” の仲間
・担子菌類には、“酵母”、“キノコ”の仲間(キノコはここだけ)
・不完全菌類には、“カビ(糸状菌)”、“酵母” の仲間
と、複雑に入り乱れています。
そこで個人的に少し気になるのが、食品微生物検査依頼の検体が“キノコ”の場合の真菌数測定。
検査については問題無いけれど、複雑に考えるとおもしろい。

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カドミウム(Cd)

農水省の行った調査において、畑作物中のカドミウムに関しサンプリングに問題があったことが判明した(朝日新聞)。
日本の土壌は鉱山開発などによって地域的に高く汚染されている地区がある。農水省の調査では、こういった高い地域を除外して調査をしたものだった。
日本では、米のみに基準値が設定されており、その他、野菜等は基準値がない。この基準値を設定するための調査でもあったはずなのに。「ちょっと片手おちかな?。」
事業仕分けなどにより予算も削減される中、あれもこれもと大変だなーと思う。次から次と、いろんなことを要望される。
こんな厳しい中でも、昨年から、本格的に調査を再開しているようですよ!!

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ノロウイルスについて②

ノロウイルスを不活化(死滅)させるためには、食品の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱が必要といわれています。
実際には、このウイルスの培養に成功していませんので確実ではありませんが、近縁のウイルスである猫カリシウイルスで確認されたものです。
最近、弊社においてもノロウイルスに対する消毒効果試験等において猫カリシウイルスを用いて確認する試験の依頼が多くなってきています。

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ノロウイルスについて①

ここ最近、ノロウイルスに関する食中毒の発生に関するニュースを耳にします。
冬に発生が多くなる病気らしく12月頃より3月位までがしシーズンだそうです。この病気の予防には手洗い、食品の十分な加熱等が大切です。
加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱すること。
また、食品取扱者や調理器具などからの二次汚染を防止することが重要となります。特に、ノロウイルスに感染した人のふん便や吐しゃ物には大量のウイルスが排出されるため、大量調理施設の食品取扱者がノロウイルスに感染していると、大規模な食中毒となる可能性があります。
大量調理施設などでは定期的なノロウイルス検査をしてほしいものです。

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残留農薬

食環研の研究検査部によりますと農薬の種類にもよりますが、水洗いだけでも残留農薬が3割~9割以上も減るそうです。
洗浄方法にもよるのでしょうが、やってみる価値はありそう。
また、煮たり焼いたりしても残留農薬の濃度が減少しますので実行してみては?。

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トランス脂肪酸

福島消費者相は、マーガリンなどに多く含まれ、心筋梗塞、動脈硬化などのリスクを高めるとなるといわれてるトランス脂肪酸の表示指針を作成すると発表しました。また、バターなどに多く含まれるコレステロールについても健康リスク被害があることから同様の措置を行うとしました。
健康リスク?・・・トランス脂肪酸だけでしょうか?タバコ、お酒も・・・・・・・・・・・だんだん好きなものも食べられなくなるな~。

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