一ノ倉沢の紅葉は見頃です(その2)

前回につづいて一ノ倉沢の紅葉情報です。
どこから入るのかよく判りませんでしたがとりあえず道路から沢を遡上していきます。
5分ほどで進むとここからは沢を左斜面からまいて登るようです。特に準備がなくてもここまでは一応歩いてこれそうでした。ここでまず放射線量測定。少し高い値です。

沢を渡って登って行きます。こちらにもロープが張ってあり、少し緊張しながら進みます。10分程で沢に下りれる場所にでましたが、先行者の足跡を頼りに斜面を進むことにしました。すると徐々に藪漕ぎ状態からやがて道はなくなりました。なんとか沢に下りる道まで引き返し、一息。放射線量測定。ここは低い線量でした。

どっと出た汗が引くのを待ってから再出発。ここからは沢登りみたいでたのしく進めます。

20分くらいでカール状の滝壺にでました。ここから先は岩登りの本格的な装備が必要になります。張り付けそうな岩場があったらとクライミングシューズとチョークバッグを持ってきましたがそんな雰囲気でもなさそうなのであきらめました放射線量は意外と低めでした。

やっぱり滝の上が気になるので少し右側の斜面をよじ登ってみるともう一段滝があるようでした。奥が深そうです。

ここの斜面が思った以上に放射線量が高くて高度感もあるのでかなり緊張気味に引き返しました。

紅葉は来月上旬まで見頃がつづきそうなので、いろいろ反省してまた来ようと思います。
(イワザキ)

鶏の試験

いま、食環研には鶏やマウスなどなど、たくさんの生き物がいます。その中から、今回はについて少しお話しましょう。

は主に、卵を採るための品種(レグホンなど)と食肉にする品種(ブロイラーなど)、卵もお肉も食べられる品種(烏骨鶏など)、観賞用の品種(チャボなど)の4つの品種に分けられます。たとえば・・・・名古屋コーチンは卵肉兼用品種です。つまり、本当の親子丼ができてしまうわけです!!また、烏骨鶏については、観て楽しめるだけでなく、お肉や卵を食べてもおいしいという、素晴らしいなんです(^^)b

話が逸れてしまいましたが、食環研ではを使った成長試験・代謝試験・チャレンジ試験などをしています。これらの試験をするために、食環研には様々な品種・日齢のがいます。さらに、卵を使ったインフルエンザを不活化する試験なども行っています。

今回はについてご紹介しましたが、食環研にはこのほかにも、マウスを使った試験やウシ・ブタの試験、GCPやGLP試験、菌を使った試験など、さまざまな試験を受託しています。このような試験についてわからないことがありましたら、気軽に食環研までお問い合わせください。

谷川岳 一ノ倉沢の紅葉

谷川岳天神平ロープウェイ駐車場(¥500)から一ノ倉沢へ紅葉トレッキングへ出発。
放射線量測定値は異常なし。
一般車両は車両規制(紅葉シーズンのみ)されているので、ここから先は落葉の積もった車道をのんびり歩いていきます。

40分ほどで紅葉のマチガ沢へ到着。登山部の谷川岳登山では西黒尾根から登頂しましたが、沢の手前の厳剛新道から山頂を目指すと岩場やマチガ沢など変化に富んだルートで楽しめます。
マチガ沢で放射線量を測定すると0.35μSV/hの高い数値を計測しました。
やはりこの辺りの山脈が壁となって、原発由来の放射性物質がせき止められたのは事実のようです。
さらに20分ほど進むと、お目当ての一ノ倉沢に到着。
休憩用のベンチで放射線量を測定すると全く異常なし。かなり放射性物質の濃度はばらつきがあるようです。

少し近づくと放射線量が上昇しました。

谷川岳一ノ倉沢はせまる岩壁と紅葉のコントラストが魅力の紅葉の名所ではありますが、言わずと知れた日本アルプスの剣岳や穂高岳に並ぶ岩登りの名所です。岩登りする方は放射能のリスクより大きなリスクのなかで楽しんでいるので気にしないと思いますが、個人的興味から一般観光者の入らない沢の内部も測定しようと思います。
つづく。(曇天のせいか写真の出来がいまいちなのでもう一度行こうと考えているカメラより被写体のちからで勝負のイワザキ)

東北営業所

先週につづき東北営業所のご紹介です[#IMAGE|S1#]

まずは東北営業所のある宮城県富谷町について。

昔、町に10個の神社があったため十宮と書かれていましたが、
いつの頃からか、富谷と書かれるようになったそうです。

東北営業所の近くに「十宮の湯」という日帰り温泉がありましたが、
今は「ゆったり苑」という名前に変わっています。

2010年の人口は47000人、その平均年齢は37歳。
新興住宅地のため若い人が多いようです。

事務所のある成田ビルにはいろいろな会社の方が入っています。
同じ階には毎日楽しそうな笑い声のパソコン教室があります。

所員が3人なので、デスクは3台。
デスクを組み立ててすぐの写真なのですが、
あっという間に物が増え、今ではだいぶ事務所っぽくなりました。

お客様がいらっしゃっても大丈夫なように応接セット。
さわやかに白と緑でそろえてみました。

ちなみに受託試験部リーダーからいただいた金のぶーちゃんは、
応接セットで皆様をお待ちしております。

東北営業所は東北自動車道、泉インターから約10分です。
東北に来る機会がありましたら是非お立ち寄りください。

宮城県黒川郡富谷町成田2-3-3 成田ビル105
TEL : 022-342-9614

東北より[#IMAGE|S40#]

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株式会社食環境衛生研究所

カビが・・・

この春、一人暮らしを始めた 我が家の息子の部屋に カビが…しかも青かった!

夏休みに帰省していた2週間位の間に奴は勢力を拡大していたらしく
ベッド下の引き出しの内外にびっしり生えており、唖然としてしまいました。

検査の方に聞いてみた所 アオカビ(当然か…青かったから)で良くあることだよ と。
でも、もしかしたらエアコンからカビの胞子が飛んでいる可能性があるとの事。
そう言えば、備え付けのエアコンは、いかにも年代物って感じで 何だか危険な香りが・・
ホースで洗いたくても外に水道は無さそうなので、取りあえず保留にし、引き出しだけでもハイターに浸した雑巾で何回も拭いてきれいにしました。
しかし、一旦影を潜めたかに見えたカビは再び、復活したらしく先日「また出た。」と連絡が…
参ったな~。
ちょっと古めのマンションは、オール電化で聞こえは良いが(ガスは危険なので、電熱器が付いている)通気性が悪く、結露がひどいのなんの。
なんとか、我慢してあと1年半は頑張ってもらわないと。
その間に部屋が腐海状態にならない事を祈るばかりです。
ちなみに あの部屋にいたカビは
*アオカビ(ペニシリウム…ペニシリンの材料にもなるけどカビ毒を出す奴もいるので注意!!)
*クロカビ(クラドスポリウム、アスペルギルス…こちらもカビ毒注意!)
 赤くてお風呂に生えたやつは、酵母の一種で、ロードトゥルーラーか セラチアらしいです。
いずれにしても、お掃除しましょう!

検便検査

秋。
文化祭の季節の為か、最近は検便検査の問い合わせや依頼をたくさんいただいています。
私自身もつい先日母校の文化祭へ行ってきました。
それで思ったのですが、私、母校の文化祭が開かれる際に検便検査をしていません。
話題すら聞きませんでした。
食材を扱ってもいましたが、検査をしなくてよかったのでしょうか?
簡単に調べてみましたら、こんな一文が。
「ああいう公共イベントでの調理販売は「営業類似行為」に該当しますので、
責任者が行政に申請し、保健所から衛生指導を受けて許可を貰うだけで販売出来ます」
「原則として食品を提供する場合は検査が必要だが、簡易な営業の場合は必要ない」
とのこと。
なるほど、文化祭などでは必ずしも検便検査を行わなければならないというわけではないということのようです。
ですが食材を扱う以上衛生面を気にする必要はありますので、可能ならば検便検査を行った方がいいとも思います。
学校なので、やっぱり教師やPTAなどの意見によりけりなんでしょうかね?
また文化祭へ参加する時には当時の担任に検便検査を行わないのか、聞いてみましょうか。

こんな試験はできますか??

『こんな試験はできますか?』

最近、このようなお問い合わせをたくさんいただいています。

ちょっと前までは、インフルエンザウイルスを不活化するかどうかを確認する試験が多かったのですが、最近はマウスを用いた動物試験が多くなってきています。

そこで分かってきたことは、ヒトと同じように、マウスも種類によって性格が違うらしい…ということです。

例えば、このマウスは元気がよく、ケージを開けるたびに逃げ出そうとします。


一方、こっちのマウスは恥ずかしがり屋なのか、チップに中に隠れてしまい、なかなか顔を出してくれません。。。


動物試験だけでなく、「ウイルスを不活化する効果があるか」「細菌を除菌する効果があるか」など、いろいろな試験に対応していますが、ホームページには動物試験を含め、ごく一部しか掲載しておりません。

どのような試験をしてよいかわからない場合は、お気軽にお問い合わせください。「こんな試験がしたいんだけど」とお問い合わせいただければ、ご希望とされる試験に最適な試験計画の提案をさせていただきます。
また、「○○ウイルス・○○菌を使った試験をしたい」といったお話でも構いません。弊社でできる限りの準備をさせていただきます!!

お問い合わせはこちらまで!!→https://www.shokukanken.com/inquiry/form.cgi

ヒスタミン食中毒とは?

ヒスタミン食中毒とは?

ヒスタミンを大量に含む食品を食べることにより、食べてた直後から数時間の間に舌や顔面の腫れ、頭痛、腹痛、めまい、湿疹、おう吐、下痢、などの症状を起こす食中毒です。実際にはこのうち2、3の症状しか示さない場合が多いのですが、どの症状が現れるかは摂取した量や個人差によります。

ヒスタミンはどのようにできるの?

食品の中にアミノ酸の一種であるヒスチジンが多く含まれていると、ヒスタミンを生産する菌【morganella morganii(モルガン菌)、Klebsiella oxytoca及び好塩性菌のPhotobacterium phosphoreum、Photobacterium damsela等】がヒスチジンをヒスタミンに変えてしまいます。
これらの菌の中には、0度でも増殖するものもあります。これらの菌により発酵食品、熟成チーズ、ワイン、鮮度の落ちた魚(白身より赤身の魚)に蓄積されて食中毒の原因となります。
加熱調理しても分解しないため、一度ヒスタミンができてしまうと、煮ても焼いても減ることはありません。
食品中に蓄積されても外見の変化や腐敗臭はありません。 

食中毒予防ポイント。
生魚は常温で放置せず、すぐ冷蔵または冷凍し、なるべく長期間の保存も避けましょう。
加工品も極力低温保存しましょう。

トランス脂肪酸

日本ではまだ規制がありませんが、有害性が認められており消費者庁から情報開示に関する指針案も発表され、トランス脂肪酸に対する関心がますます高まっています。
弊社ではトランス脂肪酸を分析しておりますが、さらに詳細な分析をするためにGCMSでの分析の準備を進めています。
トランス脂肪酸と書くとそれが一つの物質の様に思われるかもしれませんが、脂質には多数の種類があるためにそのトランス体も多数存在します。
GCを使用する事により各々のトランス脂肪酸が感度よく個別に分析することが出来ます。

その検討の中でマーガリンとバターの何種類かのトランス脂肪酸を分析してみました
サンプルは某コンビニエスストアで購入。
結果は
マーガリン
trans-6-オクタデセン酸 100g中38mg
エライジン酸  100g中80mg
バクセン酸  100g中15mg
バター
trans-6-オクタデセン酸 100g中144mg
エライジン酸  100g中150mg
バクセン酸  100g中794mg
以上の様になりました。

予想に反してマーガリンの含有量が低い結果となりました。
一般的には水素添加をして作られるマーガリンの方が含有量は高そうなイメージでしたが、最近ではトランス脂肪酸低減に向けた対策を取っている食品会社も多い事から、そういった対策のとられたマーガリンだったのでしょうか。
(3種類のみの分析のため、これでトランス脂肪酸全てが少ないとは言い切れませんが。)
調べて見ると農林水産庁が公表しているトランス脂肪酸含有量の中のマーガリンの結果では20サンプルで100g中0.94~13%と含有量の差が大きいようです。
→農林水産省「食品に含まれる総脂肪酸とトランス脂肪酸の含有量」へのリンク

更に購入したコンビニエンスストアチェーンではトランス脂肪酸の低減に力を入れているとの記事もあった事から含有量が低かった事の説明になりそうです。
現在はトランス脂肪酸の表示義務が無いことから含有量が少ない商品を選択的に買うことが難しいために、早く表示化になって欲しいと感じた今日この頃でした。
長くなってしまいましたのでバターについての解析はまた後日に。

赤城山の紅葉

赤城山の紅葉はすでに見頃を迎えているようです。
覚満淵の駐車場から歩き始めて、まず入り口で放射線量を測定。
道路上なので全く問題ないようです。

覚満淵は最後にとっておくとして、黒檜山、駒が岳の登山口で放射線量の測定。
特に問題なし。

紅葉の木立のなかを快適にのんびりと。

ちょいちょい休憩しながら1時間ほどで最初のピーク、駒が岳。
放射線量の値は少し高めの値ですが大丈夫でしょう。

稜線づたいに一度下って登り返すと1時間ほどで黒檜山大神の祠があります。
山頂と勘違いしやすいですが、本当の山頂はもう少し先にあります。
とりあえず放射線量測定。ここは放射性物質が堆積しなかったようです。

5分ほど進めば黒檜山の山頂。人がいっぱいいたので放射線量だけ測定して、来た道を戻ることにしました。駒ケ岳につづいて山頂は少し放射線量が高めのようでした。木立があったり雲がかかったりするからでしょうか?

覚満淵に帰ってきて放射線量を測定すると、ここもばらつきがありましたが比較的高めの値(平均0.2μSV/h)。淵底の粘土質に放射性物質が堆積しているのでしょう。

赤城山の放射能汚染については、少し騒がれていたようですが、特に心配する事もないようでした。山頂付近はすでに葉が散り始めていました。大沼湖畔から中腹はこれから見頃になるでしょう。(第二登山部から写真部にしようか悩んでいるイワザキ)